横乗り指導を受ける新人ドライバー

【新人ドライバー必見】トラック横乗り中に絶対やってはいけないNG行動とは?

お疲れ様です、現役トラックドライバーのトラ介です。

今回は僕が新人ドライバーの横乗り教育中に実際に体験した驚きのエピソードをもとに、これから運送業界に入る方、横乗りが控えている新人さんに向けて「やってはいけない態度」についてリアルにお伝えします。

なぜ横乗り中の態度が重要なのか?

トラック業界では、新人はまず先輩ドライバーの横に乗って業務を覚える「横乗り研修」からスタートします。

この期間は、運転技術や業務の流れだけでなく、社会人としての基本マナーや常識も見られています。

ここでの印象が悪ければ、周囲の信頼を失い、結果として一人立ちが遠のいてしまいます。

横乗り中のNG行動7選【実体験ベースで解説】

① 挨拶ができない

意外と多いのが「無言で乗車」「こちらから挨拶しても返さない」といった態度。

これは本当に印象が悪いです。

挨拶は社会人としての最低限のマナー。

しかも同じ制服・同じ会社の仲間に挨拶ができない時点で、信用を得るのは難しいです。

② 勝手にお菓子を食べ始める

これは実際にあった話です。

横乗り中、助手席でいきなりお菓子を開封して食べ出した新人がいました。

「いやいや、友達とドライブしてるんじゃないんだから!」

40歳手前の立派な大人がこれでは、仕事に対する姿勢を疑われます。

③ リクライニングを倒してリラックス

移動中にリクライニングを倒してくつろぎ始めたケースもあります。

運転している先輩の横でくつろぐなんて…完全にNG行動です。

リラックスする場ではなく、「学ぶ場」だということを忘れないでください。

④ 手袋を持ってこない

トラックドライバーにとって作業手袋は基本中の基本

荷物を安全に扱い、自分の手を守るためにも必要不可欠な道具です。

持ってこない=準備不足・やる気がないと見なされても仕方ありません。

⑤ 年齢が下だとわかった途端にタメ口

一緒に作業していた中で年齢の話題になり、僕のほうが年下だとわかった瞬間に態度が激変。

突然タメ口に変わりました…。

上下関係とか礼儀以前に、敬意のない言動は周囲の反感を買います。

年下だろうが、先輩ドライバーは先輩です。

横乗り中は学ばせてもらう立場だということを忘れないでください。

⑥ 話しかけても無反応・相づちなし

仕事を教えていても、リアクションがない新人は教える側として本当に困ります。

「聞いてる?」と何度か声をかけてようやく反応。

横乗り期間は、信頼を築く大切な時間です。

リアクション一つで「やる気の有無」は伝わってしまいます。

⑦ そもそも寝る

以前横乗り中に爆睡する新人がいました。

もうこれは論外。

「仕事を覚える気がない」と思われても仕方ありません。

横乗りは会社からの投資だと知ろう

会社は、まだ仕事ができない新人に給料を支払い、一人前になるまで横乗り研修を用意しています。

これは裏を返せば、新人に対する投資です。

だからこそ、新人は早く独り立ちして、会社に貢献してほしいと期待されているのです。

横乗り中に「好印象」を与えるための行動5選

ここまでNG行動を紹介してきましたが、逆に「これをやれば好印象間違いなし」という行動もあります。

僕自身が新人の頃、そして今までに見てきた“できる新人”たちの共通点をまとめました。

先に挨拶+自己紹介をする

待ち合わせや乗車のタイミングで、自分から元気よく挨拶と名前を名乗りましょう。

「今日一日よろしくお願いします!」

の一言で、第一印象は大きく変わります。

メモ帳とペンを常に持つ

教えてもらったことはすぐメモ。

「この人、ちゃんと覚えようとしてるな」と思われれば、それだけで評価は上がります。

作業前後の声かけを忘れない

「次は何をしますか?」や「これ終わりました!」など、作業の節目で必ず声をかけるとスムーズです。

受け身ではなく、能動的に動く姿勢が大事。

相手の動きを見て先読みする

荷降ろしや積み込みの流れを見ながら「次これ必要ですよね?」と動ける新人は即戦力扱いされます。

最初は難しくても、観察力を磨けば必ずできるようになります。

最後に感謝の言葉を伝える

研修が終わったら「今日はありがとうございました、勉強になりました!」と必ず一言。

これがあるだけで、次の日からの関係性がグッと良くなります。

こうしたプラスの行動は、ただの“マナー”ではなく、現場での信頼を築くための武器です。

横乗り研修は単なる運転・作業の練習ではなく、「人として信頼されるかどうか」を見られる期間だと忘れないでください。

横乗り研修は「信用」をつくるチャンス

信用されるトラックドライバーに成長した新人

横乗り期間での立ち振る舞いは、その後のドライバー人生を左右します。

僕が見てきた中でも、最初の印象が良かった新人は現場でも可愛がられ、仕事を優先的に回してもらえるケースが多かったです。

逆に、最初に悪い印象を与えてしまうと、後からどんなに頑張っても信用を取り戻すのに時間がかかります。

もしあなたがこれから横乗り研修を受けるなら、

「先輩から教えてもらえることは全部吸収する」

「感謝と礼儀を忘れない」

この2つを意識してみてください。

横乗りはただの研修ではなく、業界で長く生き残るための基礎固めです。

この時期を真剣に取り組めば、1年後・5年後の自分が楽になります。

僕も横乗りからスタートして20年以上やってきましたが、最初に叩き込まれた姿勢や習慣は今も役に立っています。

ぜひ、横乗り研修を「未来の自分への投資」だと思って全力で臨んでください。

まとめ、横乗り期間は「学ぶ姿勢」で乗り越えよう

  • 挨拶・礼儀・準備ができていない新人は信頼されない
  • 横乗り期間は“学ぶ場”であって“くつろぐ場”ではない
  • 会社はあなたに「投資」しているという意識を持とう

これから横乗り研修に入る方、ぜひ意識してみてください。

この期間の過ごし方が、一人前になるまでのスピードや信頼関係に大きく影響します。

早く一人立ちして、ガンガン稼いでいきましょう!

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トラ介現役トラック運転手/ドライバー歴20年以上のベテランです!
このブログでは、地場から長距離まで経験してきた僕が、リアルな現場の働き方・悩み・収入事情をぶっちゃけています。無事故20年継続中! かつては運送業界の闇も経験しましたが、今では家族を支える高収入ドライバーに。 以前は「トラックドライバー総合情報サイト・ブルル」でも執筆経験あり。 「これから運送業に入りたい」「今の働き方に不安がある」という人に向けて、現場のリアルを届けます!