運送会社に入社して初出勤。
このタイミングで何も準備してこない新人が、残念ながらけっこう多いんです。
「え?それ持ってきてないの?」
「手袋なしで現場に来るとか本気?」
そんなふうに思われないためにも、今回は運送会社に就職したら準備しておくべき必須アイテムを紹介していきます。
現役トラックドライバーである僕の経験も交えてお伝えするので、これから現場デビューする人はぜひ参考にしてください!
なぜ準備が大切なのか?
まず大前提として、運送の仕事は安全第一・自己責任の世界です。
荷物を扱う以上、手や足のケガのリスクは日常茶飯事。
必要な道具を自分で揃えていないと、自分が痛い思いをするだけでなく、周囲からの信頼も失います。
「何から何まで会社が用意してくれるだろう」
という気持ちで入社すると、現場で浮いてしまいます。
初出勤で絶対に持っていくべきアイテム7選
1. 作業用手袋(滑り止め付き)
運送の現場で手袋は常識中の常識です。
荷物を積んだり降ろしたりする作業では、滑り止めのついた作業用手袋が必須。
おすすめは「手のひら全体がゴムコーティングされているタイプ」。
握力がしっかり伝わるし、段ボールなどの荷物も滑りにくくて安心です。
ちなみに過去には台所用のゴム手袋を持ってきた伝説の新人もいました(笑)
ネタとしては面白いけど、現場では通用しません!
2. 安全靴(つま先補強あり)
次に大事なのが安全靴です。
現場では重たい荷物や鉄パレットなど、足に落とすと大ケガにつながるものばかり。
実際、僕が知っている人で、フォークリフトに足をひかれて指を失った方もいます…。
安全靴はケガから自分の身を守る“防具”として、絶対に用意しておきましょう。
安いものは2,000円程度からありますが、消耗が早いので、できれば3,000〜4,000円のしっかりしたものを選ぶのがおすすめです。
お金に余裕があればスポーツブランドの安全靴がおすすめです。
記事の趣旨は違いますが、安全靴の選び方、おすすめタイプを紹介しています。
3. メモ帳とペン
これは新人に限らず、ベテランドライバーでも持っていて損はありません。
理由はシンプル。「現場ごとのルールが違うから」です。
たとえば…
- 荷主によって受付手順が違う
- 積み降ろしのやり方が独自ルール
- 倉庫の進入ルートが複雑
こうした情報を頭で覚えきるのは難しいです。
だからこそ、その場ですぐメモできるようにしておくことが、一人前の第一歩なんです。
4. ヘルメット(必要な場合)
会社によってはヘルメット支給がありますが、自前で用意する必要がある場合もあります。
特にフォークリフトが行き交う現場では着用が義務付けられていることが多いです。
安いもので2,000円以下でも買えますが、ここも安全靴と同じく、ある程度しっかりしたものを選ぶと安心です。
5. 動きやすい服装(長袖・長ズボン)
夏でも肌の露出はできるだけ避けた方がいいでしょう。
パレットの角で擦ったり、荷物で腕をぶつけたり…といった軽いケガが頻繁に起きるからです。
また、汗をかいても不快になりにくい速乾素材の作業服を選ぶと快適ですよ。
6. スマホの充電器 or モバイルバッテリー
意外と忘れがちなのがスマホの電池対策。
地図アプリで納品先を確認したり、会社から連絡が入ったりと、スマホは業務に不可欠な道具です。
充電切れで連絡が取れなくなると、業務に支障をきたします。
車内に置いておく用のUSB充電器か、モバイルバッテリーを常備しておくと安心です。
7. 飲み物・軽食(現場で買えないことも)
初出勤の段階では、どんなスケジュールになるか分かりません。
いきなり忙しい現場に連れて行かれて、コンビニに寄るヒマもない…なんてこともあります。
500mlペットボトルのお茶・水や、エネルギー補給になるおにぎりやパンなどを持参しておくと安心です。
【まとめ】まずは“自分の身を守る装備”を優先しよう!
運送会社に入社したら、最初に準備すべきなのは自分の体を守るための装備です。
- 手袋
- 安全靴
- メモ帳
- ヘルメット
- 動きやすい服装
- 充電器・軽食
これらがそろっていれば、現場でも「できる新人」として一目置かれるはずです。
トラックドライバーとして本格的な装備(洗車グッズや荷締め道具など)を買い揃えるのは、一人立ちしてからでも十分。
まずは“最初の一歩”で差をつけて、信頼されるドライバーを目指しましょう!
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