トラックドライバーの仕事の基本はトラックを運転すること、そして荷物を扱うこと、おおまかに言えばこの2つになります。
この2つに必要なものはトラックを安全に運転するスキルと、荷物を扱う体力、この2つになります。
当然ですが免許や資格も必要です。
では免許や資格を取得したトラックドライバー未経験者はトラックドライバーに転職することは簡単なのか?
この記事では未経験者がトラックドライバーに転職すことのに難易度や、アドバイスをかいていきたいとおもいます。
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目次
年齢によって未経験でいきなりトラックドライバーになることは難しいのか??
まずは核心をつく疑問にお答えします。
年齢別にかいていきましょう。
ちなみに僕は10代でトラックドライバーになりました。
10代の人
10代は才能の塊。
まるで仕事をスポンジのように吸収し、簡単に覚えることができます。
僕は免許を習得してすぐトラックドライバーになりましたが、割と簡単にドライバーになることができましたよ。
20代の人
20代もまだまだ仕事に対応する能力は高いです。
センスもおおいに関係はしますが、それでもまだまだ若いというのは武器になります。
まだ簡単にトラックドライバーになることはできます。
30代の人
トラックドライバーにとって30代というのはまだまだ若いです。
でも、10代、20代に比べればトラックドライバーになれる確率は下がりますが、入社した半分くらいは立派なドライバーになることができています。
40代の人
はっきりいいましょう。
未経験でさらに年齢が40代であればトラックドライバーに転職することは難しいです。
自分の経験からかかせいていただいているので異論はあるとおもいますが、少なくとも僕が働く環境では難しいと感じることが多いです。
50代の人
僕は15年のトラックドライバー人生の中で50代の人がドライバー未経験で入社してきたことを見たことも聞いたこともありません。
体力面から考えても難しいのではないかとおもいます。
年齢を重ねていくに連れてトラックドライバーに転職する難易度は上がっていきます。
未経験者に立ちはだかる最初の壁
運送会社に入社して、いきなりドライバーとして働かせられるというのはありません。
まず入社すれば、通称「横乗り」をしなくてはいけません。
横乗りというのは、先輩ドライバーと一緒に仕事をし、仕事のノウハウや、運転技術を学ぶ期間のことです。
もちろん最初の最初からトラックを運転することはありませんが、徐々に仕事を覚えてきたらトラックの運転も任せられます。
そして最終的に荷物の扱いも大丈夫、運転も問題無しと判断されればついに1人でトラックに乗り、ドライバーとしてデビューしていきます。
おおよその横乗り期間といのは、扱う荷物、仕事内容により変わっていきます。
はやくて1週間から1ヶ月、遅くて3ヵ月はかかるでしょう。
僕の知り合いで運転技術が身につくことが遅く、最大で半年間も横乗りをしていた未経験者もいます。
ちなみにこの期間の給料ですが安いです。
どれだけ仕事をしても1万円もいかない運送会社がほとんどです。僕の経験で12時間以上拘束されて、給料が6000円という運送会社もありました。
はやく横乗りを終えなければ、自分自身の生活が困ることになります。
横乗り指導員としてのアドバイス
僕は15年以上トラックドライバーとして働いていますが、会社からたびたび横乗り指導員を頼まれることもあります。
ここで未経験者にいっておきたいのは、横乗りは指導する側にとって面倒くさいということを知ってください。
トラックドライバーの仕事はほぼ、どんな仕事でも一人でこなしていくような働き方になります。
横乗りで2人いるから楽になる、そんなことはありません。
逆に教える手間が増え、仕事が遅くなり帰宅も遅くなってしまいます。
まず、横乗り指導をしてもらう立場として、「自分は仕事を教えてもらっているんだ」ということを意識してください。
そういう意識をすることで横乗りに対する態度も変わります。
ではアドバイス送ります。
真面目で誠実あれ
トラックドライバーの仕事は単純です。
一度教えてもらったことを2回も3回も4回も聞いているようじゃ、
とおもわれて相手にされなくなります。
教えても教えても伝わらないのではどうしようもありませんよね。
僕が横乗り指導員としてそういう人を指導するのであれば、ある程度流れだけ教え、運転ができるようになれば、横乗りを終わらせ、現場で苦労しなさいとほったらかします。
教えてもらうことをメモするぐらいの気持ちがなければいけません。
そして分からないことを分かったフリをする人も多いです。
分からないことは理解できるまで教えてもらいましょう。
もし、現場で聞けなければ、移動中の車内でも聞く時間はいくらでもあります。
そういった移動時間も無駄にすることがないようにしてくださいね。
常識では考えられないようなことをするな
僕は未経験者の横乗り指導を10人以上してきました。
その中で、未経験者の中で常識では考えられないような行動をとった人もいます。
- 挨拶をしない
- トラックに乗ってすぐに助手席で寝る
- 荷物を扱う仕事なのに手袋さえ持ってこない
- 移動中に許可なくお菓子などを勝手に食べる
- いきなりタメ口
こういった行為は非常識です。
絶対にやめてください。
歳を重ねると未経験からのトラックドライバーへの転職が難しい訳
若い方のトラックドライバーへの転職は比較的簡単ですが、40代からの転職は難しいと僕はおもいます。
それはある程度社会でいろいろな経験を積み、生きてきて、自己判断でそのものごとを理解しようとするからです。
要は素直に人の意見を受け入れることができない人が非常に多いと僕は思います。
1つ指導をしても素直に受け入れることが出来ないので、横乗りに時間がかかってしまい、途中でドライバーになることを諦める人が多いです。
さらにいままで肉体労働一切やったことがない人は、仕事の次の日、筋肉痛で動けなくなり、そのまま出勤できなかったというケースもありました。
転職するなら若いうちに、30代で挑戦すうことがベストだとおもいます。
40代でトラックドライバーへ転職したい方にアドバイス
トラックドライバーの仕事は運ぶ荷物により働き方は大きく変わります。
体力勝負な仕事もあれば、逆に体力がまったくいらない仕事もあります。
そこで40代の方にアドバイスです。
未経験でトラックドライバーになるなら力をほとんど使わない仕事を選んだ方がいいでしょう。
理由はいきなりきつい仕事をしても絶対に続かないからです。
まずは比較的楽な仕事でトラックドライバーとしての基礎をつくった方がいいです。
比較的楽な仕事とは、パレット積み、パレットおろしの仕事や、カゴ台車を使った仕事になります。
こういった仕事から始めて、トラックドライバーとしての基礎を作ってください!
まとめ
トラックドライバーに未経験で転職することは、年齢を重ねていけばいくほど難しくなっていきます。
20代、30代で転職することがベストですが、40代でも比較的楽な仕事を選べば転職できないことはありません。
真面目に、誠実に努力していきましょう。