お疲れ様です。
現役トラックドライバー歴15年、トラ介です。
僕はこの15年間、トラック運転手として仕事をしてきて、一度も事故を起こしていません。
でも、事故を起こさなければ「プロドライバー」なのか?
と言われれば、僕は違うと思っています。
今回は、本当の意味で“プロドライバー”と呼ばれるために必要な条件について、自分なりの考えをお伝えしていきます。
プロドライバーとは?仕事ができるだけでは不十分
「事故がない」
「荷物を運ぶのが早い」
「運転がうまい」
これらはすべて、ドライバーとして最低限できていなければならない基本のスキルです。
プロドライバーとは、それ以上の「意識」や「行動」を持った人間のことだと、僕は考えています。
なぜ基本スキルだけではプロと呼べないのか?
理由は簡単です。
僕たちは「お金をもらって仕事をしている」からです。
これはプロドライバーの条件ではなく、「できて当たり前のこと」。
これだけではただの業務遂行者であって、「プロ」ではありません。
プロドライバーに必要な3つの条件
では、どんな人が「プロドライバー」と呼ばれるのか?
僕が思う、3つの条件を紹介します。
1. マナーとモラルを持って運転しているか
一番大切なのはここです。
プロドライバーは、常に周囲の目を意識し、交通マナーやモラルを守った運転を心がけるべきです。
たとえばこんな場面…
誰かが見ているからやるんじゃない。
見られていない場面でも、自然とそうできるのが真のプロドライバーです。
2. 安全運転を徹底し、未然に事故を防ぐ
プロドライバーとは「事故を起こさない人」ではなく、事故を未然に防ぐ行動を日常的にしている人のことです。
たとえば…
運転技術が上がるほど、周囲の車の動きが見えるようになります。
その技術を“守り”に使える人が、プロです。
3. トラックを自分の相棒として管理しているか
荷物を運ぶだけが仕事じゃありません。
日常点検や整備の確認も、プロドライバーの重要な仕事のひとつです。
点検するべき項目の一例
「整備士がやるから関係ない」と思うかもしれませんが、実際に公道を走るのは僕らドライバーです。
異常を感じたらすぐ報告する。
それが、重大事故を防ぐ第一歩になることもあります。
プロドライバーになるには?毎日の地道な積み重ねがすべて
プロドライバーになるには、派手な技術や特別な資格が必要なわけではありません。
これらを日々、地道に積み重ねることが、プロドライバーへの道だと思っています。
周りに認められてこそ、プロと呼ばれる
最後にひとつ大事なことを。
プロドライバーというのは、自分で勝手に名乗れるものではありません。
現場の人たちや仲間、お客様、そして社会から「信頼されているかどうか」で決まります。
僕もこうして「プロドライバー」と書いていますが、正直、周りに認めてもらっている
……と思いたい(笑)。
でもそれが、日々自分の行動を律するモチベーションにもなっています。
まとめ:プロドライバーとは技術+人間性
「プロドライバー」とは、ただ運転が上手い人のことではありません。
技術+マナー+責任感を兼ね備えた、社会から信頼される存在です。
これからトラックドライバーを目指す人にも、現役の人にも、ぜひ一度、自分の「プロ意識」を見直してもらえたら嬉しいです。
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