こんにちは、現役トラックドライバーのトラ介です。
僕らトラック運転手にとって、日々の業務の一部である「運転日報」。
毎日、走行距離や立ち寄った場所、日常点検の結果などを記録し、会社に提出します。
一見すると単純な作業に見えるかもしれませんが、運転日報の書き方にはプロドライバーとしての意識や人柄がにじみ出ます。
今回は、「運転日報を適当に書く人にありがちな特徴」と、なぜ丁寧に書くことが大切なのかをお伝えします。
【結論】運転日報を雑に書く人は、仕事も雑です
これはあくまで僕の経験則ですが、20年以上この業界で働いてきた中で強く感じていることがあります。
運転日報が雑な人は、荷扱いや運転も雑。
トラックドライバーの仕事は「荷物を積んで運び、降ろす」というシンプルな流れです。
でも、シンプルだからこそ、細かい部分での丁寧さや気配りが求められます。
たとえば、
- フォークリフト操作時にヘルメットを被らない
- 荷物を雑に置いてくる
- 報告を怠る
こうした“ちょっとした手抜き”が、仕事の評価を大きく下げてしまう原因になります。
そしてそういうドライバーほど、日報にも手を抜いていることが多いのです。
トラック運転手がやりがちな「雑な日報」の実例
1. 行き先を意味不明な略語で書く
例:
「ファミリーマート」→「FM」
「トラックステーション」→「TS」
一見スピーディーに見えますが、第三者に伝わらない記録は日報として意味がありません。
社内で共有する以上、誰が読んでもわかる表記を心がけましょう。
2. メーター距離が2〜3桁だけ
運転日報には走行距離の記録が必要ですが、
「出発時:123456km」
「現地:789」
「帰庫:321」
こんな書き方では意味がありません。
これでは走行記録の整合性が取れないし、給油・点検記録との連動もできません。
3. 字が汚くて読めない
急いで書いたのか、日本語の筆記体のような字で読解不能な日報も存在します。
自分では読めても、他人に伝わらなければ意味がありません。
急ぎのときほど丁寧に書くことが信頼につながります。
4. 白紙・空欄が多すぎる
「点検項目すべて空白」
「備考欄も未記入」
こうなると、もはや記録として成立していません。
場合によっては、法令違反や業務違反として指導対象になることもあります。
なぜ運転日報を丁寧に書くことが重要なのか?
▶ 社内での評価に直結する
運転日報は、会社があなたの仕事ぶりを判断する材料でもあります。
日報がしっかりしている人は、「この人は報連相ができる人」と思われやすく、信頼を得やすいです。
▶ 万が一のトラブル時に自分を守る
事故やクレームが起きたとき、日報が詳細に記録されていれば、「自分の行動を証明する証拠」になります。
日報は、自分を守る盾でもあるのです。
▶ ドライバーの信用は“小さな積み重ね”から生まれる
日報の記入一つとっても、プロ意識はにじみ出るものです。
「別に誰も見てないから適当でいいや」と思っているなら、その考えは危険です。
信用を得るのに時間はかかりますが、失うのは一瞬です。
【まとめ】日報を丁寧に書けるドライバーが、仕事もできる
運転日報を書くという行為は、ただの作業ではありません。
それは、プロドライバーとしての姿勢を示す行為です。
- 誰が読んでもわかる表現で書く
- 丁寧な字で書く
- 手を抜かず、空欄を作らない
こうした基本を守れる人こそが、荷扱いや接客でもしっかりできる人です。
あなたは今日、どんな日報を書きましたか?
もし「ちょっと雑だったかも…」と感じたなら、明日から意識してみてください。
日報の書き方ひとつで、あなたの評価も仕事の質も変わります。
プロドライバーとして、日報も“丁寧な仕事”の一部にしましょう!
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