お疲れ様です。
現役トラック運転手のtruckerです。
僕の勤める運送会社では、県外から働きに来ている人が多くいます。
会社から家まで100km以上離れているなんてザラです。
普通に考えればそれだけ離れていればここで働こうなんて思いませんよね。
だって交通費だけでもバカになりません。
でも……ドライバーは交通費は一切かかりません。
今日のブログはそのカラクリを教えましょう。
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交通費が0円の理由
早速このカラクリを教えましょう。
それは持ちトラック制度にあります。
持ちトラック制度は会社から
と指示され管理を任されることです。
自分以外の人がそのトラックを使うことはありません。
自分が仕事の時は動き、休みの時は動かない、ようはトラックとドライバーの二人三脚ですね。
つまり、ぶっちゃけトラックが会社になくても会社は困りません。
そう、みんなトラックを持って帰っているのです。
止める場所あるのか??
そりゃそうですね。
僕の運送会社のトラックは全て大型トラックです。
あんなバカデカイ乗り物を持って帰って止める場所はあるのか??
あります。
僕の運送会社でトラックを持ち帰っている人の多くは都会ではなく田舎に住んでいる人がほとんどです。
知り合いの駐車場に止めたり、家の駐車場が広くて普通に止めたり、また、無法地帯に止めたりとみんな上手くトラックを持ち帰っています。
またある人は、トラックのために駐車場を借りたりしている人もいます。
交通費を考えればそっちの方が安上がりだそうです。
中には600km以上離れている人も……
長距離の定期便に入れば県外に生活拠点を置くこともできます。
例えば平日勤務の九州ー関西の定期便に入れば、1週間交代で九州、関西で止まらなくてはいけません。
この便に関しては実際関西に住む人を雇っても、雇われた側には何のデメリットもありません。
関西で休日を過ごす時に家に帰れますよね。
トラックを持ち帰ることができれば燃料費、高速代などの交通費も一切かかりません。
会社も人手不足の中で、こうやって県外からでも来てくれる人がいてくれれば助かりますよね。
注意点
僕の運送会社ではこうやってトラックを持ち帰ることは許可を取ればできます。
もちろんこういうことができない運送会社もあります。
運行管理上、トラックは会社の車庫に止めなくてはいけません。
あまりにも車庫にトラックを止めてなければ会社に罰則がきます。
以前、それが理由で何台かナンバーとられたなーー。