トラック運転手歴14年が語る「配車係のリアル」
お疲れ様です。
運送会社に勤めて16年、トラック運転手になって14年のトラ介です。
トラック運転手の仕事は、配車係と二人三脚で成り立っています。
ですが、僕の経験から言わせてもらうと、配車係にはろくな奴がいません。
極端に言えば、配車係のさじ加減ひとつでドライバーの給料が決まるようなもの。
公平な配車がされればいいのですが、現実はそう甘くありません。
給料の差は仕事内容の差じゃない!?運送業界の闇
同じ会社にいても、常に低い給料のドライバーがいれば、ずっと高給のドライバーもいます。
その差が努力や能力によるものなら納得もできますが、実際は仕事内容に大きな差があるのに給料は同じ、もしくは軽い仕事をしているドライバーの方が稼いでいることもあります。
例えば僕は、地場ドライバーとしてかなり稼がせてもらっていると思います。
先月の給料は50万円を超えていました。しかし、その内訳を見れば、長時間拘束・睡眠時間ゼロ・家に帰れない・手積み手降ろしの回数多数という、まさに過酷労働そのものです。
一方で、楽をして高給を得ているドライバーも確実に存在します。
それはおかしいと思うかもしれませんが、そういう世界なんです。
不満を言えば干される?それでも文句を言わない理由
だからといって、配車係に文句を言えば改善されるかというと、そうではありません。
むしろ逆効果。
配車係は自分の組んだ配車をいじられるのを嫌がります。
文句を言えば職権を利用して、あなたの仕事を減らすことも簡単にできてしまうのが現実。
そうなれば、自分の給料も下がり、生活にも影響が出ます。
僕も、「これはおかしい」と感じることが何度もありました。
それでも言いませんでした。
なぜなら、配車係とうまくやることも仕事の一部だと割り切っているからです。
割り切りが最強の自己防衛!「人は人、自分は自分」で乗り切る方法
理不尽だと思う場面は、トラック運転手なら誰でも経験するでしょう。
ですが、他人の状況や待遇を気にしすぎていたら、キリがありません。
だからこそ、「人は人、自分は自分」と完全に割り切ることが大事です。
・あのドライバーは楽して稼いでいる
・自分はこんなに働いているのに
こんな思考が積み重なれば、モチベーションも下がり、ストレスも溜まります。
そのストレスは運転にも影響し、事故やトラブルの原因になることもあるんです。
トラック運転手という職業に必要な「したたかさ」と「受け流し力」
トラック運転手という仕事は、稼いでいる人ほど妬まれる仕事です。
配車の不平等や人間関係のゴタゴタは、ある意味つきもの。
そんな中で自分の生活を守り、稼ぎ続けていくには、時には我慢も必要です。
嫌な思いをしても、それを顔に出さず、愚痴らず、ただひたすら走る。
したたかに、そして受け流しながら、仕事に向き合っていく強さが求められます。
不満があっても、自分の生活を守るのが最優先!
配車係がどんなに不公平でも、周りのドライバーがどれだけ楽をしていようとも、「人は人、自分は自分」と割り切るしかないのがこの業界です。
悔しいこともあります。
納得いかないことも山ほどあります。
でも、結局は「自分がどう生きるか」「どう稼ぐか」が最優先。
ストレスを抱えて爆発するよりも、受け流して淡々と自分の道を進む方が、結果的に長く稼げる道なんです。
我慢するところは我慢し、言うべきときには言う。
そのバランスを取りながら、今日もハンドルを握りましょう。
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