トラックドライバーにとって、トラックは仕事の命ともいえる存在です。
毎日同じ車両に乗り、長い時間を共に過ごすことから「相棒」と感じる方も多いでしょう。
しかし、トラックはあくまで会社の所有物であり、私物ではありません。
今回は、「トラックを私物化してしまうドライバー」の実態と、それがいかに危険で非常識な行為であるかを現役ドライバーの視点からお伝えします。
トラックは自分のものじゃない!その認識、大丈夫?
毎日乗っているからといって、トラックを自分の車のように扱っていませんか?
- プライベートで使用する
- 無断で移動させる
- アイドリングしっぱなしで車内で生活する
こうした行動は、会社の財産を無断で使用していることに他なりません。
たとえ「持ちトラ(専用車両)」であっても、それは会社から預かっているもの。完全に自分の所有物というわけではないのです。
家があるのにトラックで生活するドライバーの謎
僕の会社にも「帰れる家があるのに、なぜかトラックで生活しているドライバー」がいます。
その人は、地場(地元)配送のドライバーです。
毎日自宅に帰れる距離に住んでいるにも関わらず、休日もトラックで過ごし、仮眠所ではなく車内で寝泊まりをしています。
何のために?
もちろん、家が遠かったり、仮眠所を使う正当な理由があるなら問題ありません。
でも、家も近くて帰れる状況であえてトラックにこもっている…。
どう見ても不自然です。
会社の燃料を無断で使用?アイドリング問題も深刻
彼は常にアイドリングをしたまま、トラック内で生活しています。
エンジンをかけっぱなしにすれば燃料は当然減りますが、そのコストは会社負担です。
つまり、会社の燃料をプライベート利用しているのと同じ。
「ちょっとコンビニに行くのもトラック」
「休みの日もトラックを走らせている」
もしそのときに事故でも起こしたら? 保険も下りない可能性がありますし、会社にとっては大損害です。
家族がいるのに家に帰らない…家庭問題をトラックに持ち込むな!
そのドライバーには家庭もあります。
子どももいます。
なのに、家には帰らず、トラックのカーテンを閉めてずっとこもっている。
正直、家庭がうまくいってないのは見ていてわかります。
でもそれを理由に、会社のトラックを「自分の逃げ場所」にするのは筋違いです。
仕事とプライベートの境界線はきちんと守るべき。
僕は家族と円満にやっているので、なおさらその姿勢には疑問しかありません。
他のドライバーも見てる!「あいつ何やってんの?」と思われてる現実
会社内でも彼の行動は浮いており、他のドライバーからもこう言われています。
「あの人、なんで毎日トラックで寝泊まりしてるの?」
「燃料使いすぎじゃね?」
誰も面と向かっては言わないけど、裏ではみんな引いてます。
「トラック=自分の居場所」というのは、一見カッコいいようで、実は周囲から見るとただの「痛い人」なんですよね。
【結論】トラックは会社の大事な資産。私物化は絶対NG!
トラックは大切な相棒。
でも、私物ではありません。
仕事道具として丁寧に扱うのは大前提。
でも、自分の自由に使っていいという意味ではありません。
休みの日に勝手に動かす、私的に使う、車内で生活する…。
それって全部、会社の財産を勝手に使ってるだけなんです。
まとめ:トラックへの「愛」はあっていい。でも「勘違い」はダメ
- トラックはあくまで会社の所有物
- 地場なのに車内生活は不自然
- 燃料代は会社持ち=私的利用NG
- 家庭問題を職場に持ち込むな
- 周囲はちゃんと見ている
あなたのその「トラック愛」、本当に正しい形ですか?
今一度、自分の行動を見直してみてください。
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