どうも、トラックドライバー歴15年のトラ介です。
これからトラック業界に飛び込もうとしている方、もしくは新人ドライバーとして奮闘している方へ、僕からシンプルだけど大事なアドバイスをお伝えします。
それは――
挨拶をしっかりやろうってことです。
「え、そんなこと?」
と思った方、ちょっと待ってください。
この業界で何人もの新人を見てきた僕だからこそ、あえて言いたいんです。
挨拶ができるかどうか、それだけでドライバーとしてうまくやっていけるかが決まると言っても過言じゃありません。
挨拶ができない新人が意外と多い
僕はこれまで横乗り指導(新人ドライバーと同乗して教えること)をたくさんやってきましたが、正直言って驚くのは、挨拶すらまともにできない新人が多すぎるということです。
トラックドライバーって基本的に一人で自由に動く仕事ですが、現場に出れば荷主さんや他のドライバー、倉庫スタッフなど、人との関わりは必ずあります。
そんなときに「おはようございます」「お疲れさまです」といった最低限の挨拶ができないと、どんなに仕事ができてもも信用されません。
横乗り指導は“損”な仕事。でも挨拶ができる新人なら教えたくなる
正直、横乗りってこっちからすると時間も手間もかかるし、帰りも遅くなるし、ぶっちゃけた話「面倒くさい」です。
仲間のドライバーからはこんな声もよく聞きます。
「今日はツーマン? いいな〜、楽じゃん!」
いやいや、全然楽じゃないんです(笑)
それなのに、挨拶もしない新人が横に乗ってたら……
正直、教える気になんてなりません。
僕もそういう新人には表面的なことしか教えません。どうせ辞めちゃうから。
でも逆に、挨拶がしっかりできる新人には、こっちも本気で向き合います。
挨拶ができる人は「教えてもらっている」という姿勢がある
挨拶って単なる礼儀だけじゃないんです。
しっかり挨拶できる新人は、こちらから見ても「この子はちゃんと学ぶ気があるな」って伝わってくるんですよね。
逆に挨拶ができない人って、どこかで「自分は手伝ってやってる」みたいなスタンスに見えるんです。
そうなると周囲の対応も冷たくなりますし、孤立して辞めていくケースが多いです。
センスはあるに越したことない。でも一番大事なのは人間性
トラックの運転にも荷扱いにも、確かに“センス”は必要です。
要領よくこなせる人は確かにいます。
でも、それ以上に大事なのは人間性です。
僕が以前担当した新人で、運送経験ゼロ、運転も荷扱いもまったくダメな子がいました。
荷台の扉の開け方から教えるレベルです。
「この子は独り立ちできないだろうな」と正直思っていました。
でも、その子にはたったひとつ、光るものがありました。
それが、礼儀正しさと徹底した挨拶です。
現場でも会社でも誰に対しても、しっかりと目を見て挨拶していました。
最初は誰も相手にしませんでしたが、徐々に周囲の見る目が変わっていきました。
半年後、その子は見事に一人前のプロドライバーになりました。
センスがなくても、人間性があればちゃんと続けていける。
これは僕が見てきた現実です。
僕が新人ドライバーに一番伝えたいこと
トラックドライバーとしてのスタートに、特別な才能や経験なんていりません。
わからないのが当たり前なんです。
でも、そんな中でも「自分に今できること」をやればいい。
そしてその“今できること”の最たるものが、挨拶なんです。
「おはようございます」
「お願いします」
「ありがとうございました」
たったそれだけで、現場の空気も、自分への見方もガラッと変わります。
15年この仕事を続けてきた僕が言います。
挨拶は絶対に裏切りません。
最後に、挨拶を続けられる人が生き残る
中には、こちらが挨拶しても無視するような先輩ドライバーや荷主さんもいます。
それでも、めげずに挨拶は続けてください。
そのうち自分に実力と自信がついてきたら、そんな相手は気にしなくて大丈夫です。
でも、それまではとにかく“自分から”挨拶を続けること。
それだけで、本当に道は開けていきます。
新人ドライバーのあなたに、心から伝えたいのは――
「まずは挨拶!それができれば大丈夫!」という極論のようで、実は一番リアルなアドバイスです。
私は今から運輸株式会社初出勤です。
教えていただいた通り、挨拶を徹底してがんばります。私はバケヨンに乗ることになりました。大型取得後、必死に探した仕事です。何もわからないので、真摯に素直に、指導を受けようと思います。
少し、勇気が出ました。
ありがとうございました。
行って参ります!