どうも、現役トラック運転手のトラ介です。
今年でこの仕事を始めて15年目になります。
日々汗だくでハンドルを握りながら、ふと考えることがあります。
「給料は悪くない。でも、この先も本当に上がるんだろうか…?」
今回は、僕自身の経験をもとに、トラック運転手の昇給やキャリアアップの現実について赤裸々に書いていきます。
これから長くこの仕事を続けたい方、あるいは業界への転職を考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
トラック運転手に「昇給」はあるのか?
他の業種なら、入社後に年数を重ねるごとに役職がつき、責任ある仕事を任されて給料も上がるのが一般的ですよね。
でも、僕らトラック運転手の世界はちょっと違います。
入社 → 横乗り → 一人立ち → あとは延々とドライバー
これが現実です。
10年、20年働こうと、肩書はずっと「ドライバー」。
責任は増えても、基本給が大幅に上がることはほとんどありません。
ステップアップ=トラックのサイズが変わるだけ
僕も昔に比べればステップアップはしています。
4tから大型になり、扱う荷物や走行距離が増えた結果、稼げる金額も上がりました。
でも、それは会社が勝手に昇格させたわけではありません。
自分の努力で「枠」を広げた結果です。
やっている仕事の内容自体は、10年前とほとんど変わりません。
- 荷物を積む
- 運転する
- 荷物を降ろす
ただそれだけ。
頑張れば稼げる。でも「若いうちだけ」の可能性も
この業界は、頑張った分だけ稼げるのが特徴です。
時間も体力も費やせば手取りは増えます。
でも、それは今の僕だからこそ可能なこと。
30代前半、体力もまだまだあるから走れるし、荷扱いもこなせるんです。
しかし、40代、50代になった時。
今と同じように動ける自信は正直ありません。
体力に応じて仕事量は自然と減り、それに比例して給料も減るのが現実です。
どれだけ長く勤めても、「稼げないドライバー」は会社にとってはコスト扱い。
これが運送業界のリアルです。
昇給は「頑張り次第」だけど報われにくい
僕は今、そこそこの給料をもらっています。
でも、ふと考えるんです。
「この給料って、将来の安定を意味しているのかな…?」
もし管理職になって、体を動かさずとも給料が上がる仕組みがあれば、もっと安心して働けるはずです。
でも現状は「頑張り続ける」しか選択肢がほとんどない。
だからこそ、虚しさを感じる瞬間もあります。
昇給・キャリアアップの現実パターン
実際のトラック運転手の昇給やキャリアパスは、大きく分けると以下のようなパターンです。
- 同じドライバーのまま年数を重ねる
→ 基本給はほとんど変わらず、残業や仕事量で稼ぐ - 大型や特別な資格・許可を取得して稼ぐ枠を広げる
→ 自分の努力次第で稼ぎは上がる - 配車係・管理職に異動する
→ 給料の上がり幅は大きいが、運転から離れる必要あり - 外注・フリーランスとして独立
→ 完全実力次第で稼ぎは自由になるが、リスクも高い
※どのパターンも「会社や環境次第」で大きく変わります。
年齢を重ねても安心して働くには「会社選び」が重要
この業界で将来の不安を減らすには、会社選びが最重要です。
- ドライバーから配車係や管理職への登用制度がある
- 評価制度が明確で毎年昇給チャンスがある
- 年齢・体力に応じた働き方を柔軟に用意してくれる
こんな会社なら、長く安心して働けます。
逆に「走れるうちは使うけど、動けなくなったらポイ」という会社では、何年働こうとも将来の安心は得られません。
最後に:トラック運転手の未来をもっと明るく
僕自身、今の会社に大きな不満はありません。
でも、日々感じる「将来への不安」は、他のドライバーも同じはずです。
だからこそ声を大にして言いたい。
「年齢を重ねても安心して働ける仕組みを、もっと業界全体で整えてほしい」
若手もベテランも、安心して長く働ける環境があれば、トラック運転手の仕事はもっと魅力的になります。
まとめ
- トラック運転手は年数を重ねても昇給・役職が少ない
- ステップアップは「自分の努力次第」で稼ぎを増やすケースが多い
- 体力に依存する仕事なので、年齢とともに稼ぎ方が変わる
- 将来の安心を得るには、昇給制度やキャリアパスのある会社選びが鍵
もしこれからトラック運転手を目指すなら、昇給やキャリアアップの現実を知った上で、安心して働ける会社を選ぶことを強くおすすめします。














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