お疲れさまです!
突然ですが、みなさんは今の仕事に「やりがい」って感じていますか?
たとえば――
- 誰かの役に立っている
- 人を笑顔にできている
- 仕事が楽しすぎてチョーーーハッピーーー♪( ´▽`)
……みたいな感じです。
正直、僕は10年以上トラック運転手として働いていますが、そんなふうに「やりがい」を感じたことは、ほとんどありません。
でもね、「やりがい」はなくても「達成感」ならある。
ただ、それを得るまでがしんどすぎて、途中で辞める人が本当に多いんです。
ふと思ったのは、もしこの仕事に“やりがい”があれば、辞めずに続ける人がもっと増えるのかなってこと。
でも、どう考えても僕にはこの仕事の“やりがい”が見つからないんですよね。
なぜ、トラック運転手という仕事にはやりがいを感じにくいのか――
今回はそんなテーマで、僕なりの考えを語ってみようと思います。
他の仕事には「目標」があるけど、僕らにはそれがない
普通のサラリーマンって、何かしら目標を立てて仕事してるイメージがありますよね。
たとえば、
- プロジェクトを成功させる
- 新しい商品・サービスで世の中に貢献する
- チームで協力して成果を出す
こういうのって、すごくやりがいがあるし、素直に羨ましいなと思います。
じゃあ、トラック運転手の仕事はどうか?
トラック運転手のみなさん!
目標ってありますか?
……僕はありません(笑)
せいぜい、「与えられた配送を事故なく終わらせて、しっかり稼ぐ」ってことくらい。
確かに「目的地」は設定されてるけど、「目標」ってないんですよね。
基本的に仕事は1人。
自由といえば自由だけど、それって裏を返せば「誰とも何かを成し遂げる喜び」が得られないということ。
これが、やりがいを感じにくい理由の一つだと思います。
特に、他の業界から転職してきた人たちは、そのギャップに戸惑って辞めていく。
目標の立てにくさ、やりがいの薄さが壁になるんです。
社会の評価が低すぎて「誇り」にもなりづらい
現代は本当に便利な時代ですよね。
ネットでポチれば次の日には欲しい物が届く。
コンビニやスーパーには、いつでも必要な物がそろっている。
でも、それを裏で支えているのは誰か?
――そう、僕らトラック運転手です。
ところが、社会はその「当たり前」の便利さに慣れすぎて、僕らの存在なんて見えていない。
しかもこの業界は、
- 深刻な人手不足
- 荷物はどんどん増える
- 運賃は叩かれる
- 給料は安い
- 納品が遅れたら怒鳴られる
僕らは、人が普通の生活を送るために必要不可欠な仕事をしているのに、どうしてこんなに報われないんだろうって思いませんか?
正直、こんな環境で「やりがいを見つけろ」なんて、無理ゲーです。
でも、ちょっとずつ時代は変わってきている
少し前に、ヤマト運輸が運賃の値上げを発表しましたよね。
それをきっかけに、他の大手運送会社も追随しました。
これは一歩前進だと思います。
やりがいのない、誰もやりたがらない、待遇の悪いこの仕事。
そろそろ、そんなイメージには終止符を打ちましょう。
じゃあ、どうすればいいのか?
答えはシンプル。「お金=給料」だと思います。
どんなにきつくても、給料さえよければ人は集まる。
少しぐらいツラくても、生活が安定して、家族を守れて、趣味も楽しめるなら、やっていけるんです。
もっとわがままに、もっと大胆に、運賃を上げていくべきです。
トラック運転手に「やりがい」を取り戻すには
給料が上がれば、業界全体が元気になる。
人が戻ってくる。
仲間が増える。
休みも取りやすくなる。
運転手がちゃんと感謝されるようになる。
そしていつか、僕らも
チョーーーハッピーーー♪( ´▽`) イエーーーーーイ!!!
って、心から笑えるようになる。
そんな日が来ることを、僕は本気で願っています。
どんな仕事でも常に直接感謝を実感出来る仕事はあるんでしょうか?
平車です。走らない日もあります、給料も安いです(笑)
でも色んな場所で色んな人に会って、色んなモノも見て聞いて、教えて貰って、その変化が楽しいです。それが遣り甲斐です(笑)
楽しい事ばっかりじゃないですけど(笑)
僕がヤマトさんでバイトしてた時はちょうどamazonの仕事が爆増し
仕事は増えても賃金は減るという状況で人が次々と倒れるように辞めていった時代でした。
僕自身、限界になって辞めてしまいました。
その時に思ったことが”将来宅配に携わる人はいなくなるだろうな”
日本の流通は働きすぎの人がある日突然ぽっくり逝ってしまうような状況なのでしょう。
辛くても給料さえ良ければ人は集まるというのはたしかにその通りです。
日本は今まで労働者の賃金を安く買い叩きすぎたんですよ。
先進国だったら順調に賃金も物価も少しずつ上っていかないといけません。