運送会社の配車係の画像です

配車担当が冷酷すぎる?運行管理者の資格だけではドライバーは守れない

お疲れ様です!

長く運送業界で働いていると、どうしても納得がいかない場面に出くわすことがあります。

結論から言うと、配車担当には「運行管理者の資格があるだけで、配車を組む能力がない人」が多すぎます。

ドライバーをなんだと思ってるんだ…と、心から叫びたくなる。

配車担当とは?運送業界の重要ポジション

配車担当は、トラックドライバーにとって運命を握る存在です。

  • どの仕事を誰に振るか
  • どんなルートをいつ走るか
  • 翌日の配車調整

こういった業務を行うのが配車担当の仕事です。

ただしこの配車、ドライバーの命や体に直結する大事な業務であることを忘れてはいけません。

配車担当が冷酷だと感じる瞬間

無理なスケジュールを平気で押し付けてくる

ある日、他のドライバーのワガママで美味しい仕事が奪われ、代わりに僕が穴埋めとして長時間運行を任されました。

  • その日すでに拘束10時間オーバー
  • さらに8時間の上乗せで合計18時間

こっちはヘトヘト。

一方でワガママを通した奴は、いい給料の軽い仕事へ。

こういう現場を見てると、「なんで頑張ってる方が損するんだよ…」と理不尽さしか感じません。

運行管理者の資格だけで現場感覚がゼロ

運行管理者という資格は、運送業では必要な国家資格です。

しかし、その資格を持っている=配車のプロではないんです。

実際、配車担当の中には…

  • ドライバーの拘束時間や睡眠状況を考えない
  • 休憩ゼロ前提で次の仕事を割り当てる
  • チャート紙無視で走らせようとする

そんな人も少なくありません。

まるで人間じゃなく、数字でしかドライバーを見てない。

それが冷酷な配車と呼ばれる由縁です。

過酷な配車がドライバーに与えるリスク

24時間以上の拘束で幻覚を見た体験談

僕自身、過去に24時間以上寝ずに運転を続けたことがあります。

そのとき見たのは、トラックの影が「人」に見えたり、「車」に見えたりする幻覚でした。

  • 目の焦点が合わない
  • ハンドルを握ってる感覚もおかしい
  • 意識が飛びそうになる

でも「走らなきゃ…」というプレッシャーで止まれない。

あれは本当に命を削って走っていた瞬間でした。

実際に事故や障害を負った仲間の話

僕の先輩には、無理な配車を押し付けられた結果、事故で下半身不随になった方がいます。

中には、そのまま命を落としてしまった人も。

【業務中に死亡】トラック運転手が知っておくべき補償と保険の話

会社は荷主を守る。

でもドライバーの命や人生は守ってくれません。

媚びを売るドライバーが稼ぎ、実力のあるドライバーが損をする構造

さらに腹立たしいのは、そんな理不尽な配車制度に媚びて生きるドライバーたちの存在です。

お菓子、ジュース、スイーツ、お土産。

中には現金を渡すなんて話も聞きます。

こうして配車係に取り入って「いい仕事」を優先的にもらう。

実力ではなく、ゴマすりで稼いでるドライバーを見ると、まさに仕事泥棒にしか思えません。

それを見て周囲のドライバーはやる気を失い、会社全体の士気も下がっていきます。

不公平な環境で、まともに頑張ってる人間がバカを見る――こんな構造は、絶対に間違っています。

トラック運転手は「人は人、自分は自分」と配車を割り切れなければ損をする!

配車係と揉めるとどうなるのか

配車係と喧嘩するトラックドライバー

配車係と対立したドライバーが、その後どうなるか。

僕の周りでは、はっきりと報復的な配車をされた人がいます。

雑な仕事ばかり振られたり、待機時間が無駄に長かったり、効率の悪いルートに回されたり。

その結果、稼げるはずのドライバーが、月に何万円、下手すれば十万円単位で収入を落とす。

一度揉めると、そのダメージは長期的に響くのです。

僕は配車係とどう付き合っているのか

正直、僕も配車係が大嫌いです。

はぁ?文句垂れんならお前が配車やってみろよbyとある運送業者で働く者

でも今は「配車係とうまくやるのも仕事のうち」と割り切って最低限の関係を築いています。

媚びるつもりはないけれど、無駄な対立もしない。

それがいちばん稼げるという現実も理解しているからです。

配車係を荷主のように考えると、気持ちの整理がつきやすいです。

感情的にならず、「これは無理」「こうしてもらえたら助かる」と冷静に伝える。

丸呑みするでもなく、反発するでもなく、歩み寄る。

この姿勢が、最終的には自分の立場を守ってくれます。

僕が考える理想の配車担当とは

理想の配車担当は、「まず話を聞く人」です。

今まで出会った配車担当の多くは、こちらが無理だと伝えても「俺の配車じゃ走れねーのかよ」と逆ギレするようなタイプ。

でも、本当に信頼できる配車担当はこうです。

  • 事情を聞いてくれる
  • 無理があれば調整してくれる
  • どうしても必要なら「ごめん、頼む」と頭を下げてくれる

たとえキツい配車でも、「あの人が言うならやるか」と思わせてくれる。

そんな人が一人でも増えてほしい。

配車担当とうまく付き合うための具体的なコツ

配車担当への不満を抱えているドライバーは少なくありません。

しかし現場で働き続ける以上、完全に対立してしまうのは得策ではないのも事実です。

ここでは、僕自身が長年の経験から学んだ「配車担当とストレスなく関係を築くコツ」を紹介します。

1. 感情的にならず、事実を伝える

無理な配車を押し付けられても、怒鳴ったり皮肉を言ったりするのは逆効果です。

「このスケジュールでは安全に走れない」「休憩が取れない」と事実ベースで話すと、相手も聞き入れやすくなります。

2. 「代替案」を提示する

ただ断るだけでなく、「このルートなら対応できる」「開始時間を1時間ずらせば大丈夫」など、代替案を出すと交渉がスムーズです。

3. 信頼を積み重ねる

普段から遅刻や欠勤をしない、荷物事故を起こさないなど、ドライバーとしての信用を築いておくと、いざというとき配車担当も融通を利かせてくれる可能性が高まります。

4. 社内で情報を共有する

理不尽な配車が続く場合は、同僚や上司に情報を共有するのも有効です。

一人で抱え込むより、複数人で声を上げたほうが改善につながりやすいです。

まとめ(追記)

配車担当と良い関係を築くことは、ドライバーにとっても稼ぎや安全を守るために重要です。
不満をただ飲み込むのではなく、冷静な対応や信頼の積み重ねで、少しずつでも改善を目指していきましょう。

まとめ|現場を知らない配車では命が守れない

運行管理者の資格を持っていても、現場のキツさを理解していない配車担当が配車を組むと、ドライバーは命のリスクを背負うことになる。

  • 配車とは命を預かる責任ある仕事
  • ドライバーは人間。休息や体調は最優先すべき
  • 話を聞いてくれる配車担当こそ、現場に必要な存在

会社を守ることも大事です。

でも、まずドライバーの命と生活を守る配車であってほしい。

この声が、誰かの配車改善に繋がれば幸いです。

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トラ介現役トラック運転手/ドライバー歴20年以上のベテランです!
このブログでは、地場から長距離まで経験してきた僕が、リアルな現場の働き方・悩み・収入事情をぶっちゃけています。無事故20年継続中! かつては運送業界の闇も経験しましたが、今では家族を支える高収入ドライバーに。 以前は「トラックドライバー総合情報サイト・ブルル」でも執筆経験あり。 「これから運送業に入りたい」「今の働き方に不安がある」という人に向けて、現場のリアルを届けます!