悪く言えば家庭を顧みないトラック運転手の代表、どうもトラ介です!!
今回は、「トラック運転手は離婚率が高いって本当?」というテーマについて、現役ドライバーの僕がリアルな体験と仲間たちの話をもとに、深掘りしていきたいと思います。
結論から言えば、離婚率は確かに高めです。
でも、それにはちゃんと理由があります。
そして、避ける方法もあるんです。
トラック運転手と離婚率の現実
実は、国の統計でも「運輸業・郵便業」にあたる仕事って、他の業種よりちょっと離婚率が高めなんです。
理由はやっぱり、拘束時間の長さ・不規則な生活・家族との時間不足。
特に長距離ドライバーの場合、1年のうち3分の1〜半分くらいは家にいないなんてこともザラ。
これだけ会えないと、どうしても心の距離まで広がっちゃうんですよね。
離婚の危機を減らすために僕が思うこと
僕が見てきた中で、うまく家庭を守ってるドライバーって、みんな「家族とのつながり」を大事にしてます。
難しいことじゃなくて、ほんのちょっとの工夫です。
- 小さな楽しみを作る
誕生日や記念日じゃなくても、「帰れた日は一緒にご飯を食べる」とか「休みの日は一緒に朝ごはん」みたいな、自分たちだけのルールを作る。 - 家族に仕事を見せる
たまにトラックを見せたり、乗せてあげたり(会社の車庫内・許可はとる) - ちょっとした連絡を欠かさない
長文じゃなくても「今〇〇着いたよ」とか「今日は〇〇積んでるよ」くらいでOK。声や文字だけでも、安心感は大きいです。
家族の理解があると仕事も長く続く
トラックの仕事って、体も心もハードです。
でも、家族が味方でいてくれるだけで疲れの取れ方が全然違います。
逆に家庭がギスギスすると、仕事に集中できなくなって事故のリスクも上がるし、「もうやめようかな…」って気持ちになる人も多い。
結局、家庭が穏やかだと安全運転にもつながるし、長く仕事を続けられるんですよね。
トラック運転手の離婚理由トップ3
1. 昼夜逆転生活で家族とのすれ違いが続く
僕は大型トラックの地場運転手ですが、勤務時間は夕方から夜明け前まで。
仕事終わりに帰宅する頃には家族は起きてて、こっちはクタクタで寝るだけ。
要するに、生活リズムが真逆。
これがずっと続くと、だんだんと会話が減っていくんですよね。
僕の場合は、嫁さんの理解があるからまだいいけど、この生活に不満を抱かれると、「家にいても何もしない」と言われかねません。
2. 長距離運転手は帰れないが当たり前
僕は地場ドライバーですが、長距離の仲間の中には「月に2回しか帰れない」なんてケースもあります。
あるいは、年に2〜3回しか帰省できない運転手も。
僕がその奥さんなら、たぶん離婚を考えます。
実際、そうやって物理的に会えない時間が長くなることで、心の距離も広がってしまう夫婦は多いです。
3. 急な仕事&休日返上が多い
トラック運転手って、急に「明日頼める?」って言われることが結構あります。
僕も日曜はなるべく家族と過ごすようにしていますが、前日急に出勤になることも。
「断ればあてにならないと思われそう…」って不安もあって、なかなかNOと言えない。
結果、嫁さんの怒り爆発→夫婦関係ギクシャクって流れ、けっこうあるあるです。
離婚の引き金になる職業的リスクとは?
事故=収入ダウン→家庭崩壊の流れ
事故を起こすと、修理費を自己負担させられる会社も多いです。
僕の会社でも、事故が続いたら手当カットされる仕組みがあります。
結果、給料が減る。
生活がきつくなる。
嫁さんから文句が出る。
ケンカが増える。
こういう負のループって、思った以上に精神的にキツいです。
実際に、事故続きで給料が激減し、家庭崩壊寸前の先輩ドライバーもいます。
僕が実践してる離婚回避の3つの習慣
1. 家族に仕事の現実をきちんと伝える
僕は、仕事の過酷さや時間帯のことをなるべく詳しく嫁さんに伝えています。
それを理解してもらえれば、多少すれ違いがあっても許容してくれる。
お金の面でも説得力があります。
地場でも1週間で14万円稼げる仕事って、そう多くないですから。
2. 1日1回は家族と連絡を取る
毎晩、家族が寝る前に電話をするようにしてます。
「今日どうだった?」「子ども何してた?」そんな話だけでも、繋がりは感じられる。
僕自身も、家族のいる場所を忘れたくないからこそ、声を聞くのが大事なんです。
3. 感謝の気持ちは言葉にする
正直、今の生活は嫁さんの協力なしには成り立たないです。
だから、「ありがとう」ってちゃんと言うようにしてる。
当たり前のようで、案外できてない人も多い。
この一言があるかどうかで、相手の心の余裕が違ってきます。
地場でも帰れない現実がある
地場の仕事=毎日家に帰れると思っている人も多いでしょう。
でも実際は、地場でも帰れない日はあります。
たとえば、
- 仕事が終わってから次の出発までが6時間しかない
- 自宅が遠くて往復で1時間かかる
- 時間が惜しくてトラックで仮眠するしかない
僕も先週は4泊5日、家に帰れませんでした。
しかも後半2泊は風呂にも入れず…。
ボディーシートでなんとかしのぎましたよ(苦笑)
久々に帰った家は感動する
うちは子どもが2人いて、まだ幼いです。
僕にとって命以上に大切な存在。
そんな子たちの顔を思い浮かべて、仕事を頑張ってます。
久々に帰宅した時の「パパー!」って声、嫁さんの「お疲れ様」の一言、正直、毎回泣きそうになるくらい嬉しいです。
これがなかったら、続けられてない。
離婚率の高さは仕方ないじゃない
確かにトラック運転手は、他の職業に比べて離婚率が高い傾向にあります。
でも、これは「仕方ない」じゃなくて「対策すれば避けられる」ことです。
この3つを意識するだけでも、家族の理解は全然違ってきます。
連休前後の忙しさと家族の大切さ
特に大型連休前って、僕の地場ドライバーの仕事は信じられないくらい忙しくなります。
もちろん、連休明けも荷物の量が増えるので、かなりハード。
それでも、そんなときこそ「家族と過ごす時間のありがたさ」を実感するんです。
連休前は、つい仕事に追われて家族との時間が削られがちですが、だからこそ「帰宅できた日には一緒にご飯を食べる」「子どもと少しでも会話する」といった小さな時間を大切にしています。
普段ちゃんとお父さんできていない分、せめて連休前後くらいは、思い切り家族と向き合う。
そうすることで、自分も心が落ち着くし、仕事への集中力も違うんですよね。
パートナーとの信頼関係は運転にも影響する

実は、家族との信頼関係って、運転の安全にも直結します。
家庭がギスギスしていると、仕事中もついイライラしてしまい、注意力が散漫になりやすい。
逆に、家族の理解と応援があると、どんなに疲れていても心に余裕ができ、無事故で走り切れることが多いです。
ですから、離婚を避けるためには、単に「会話の回数を増やす」だけじゃなく、日頃の感謝や気遣いを言葉にすることが、家族にも自分にもプラスに働くんです。
まとめ|家族の支えがあるから、走り続けられる
トラック運転手の生活は確かに過酷です。
拘束時間も長いし、自由も少ない。
でも、それを支えてくれる家族がいるからこそ、今の僕がいます。
離婚を避けるために大事なのは、
「仕事で頑張ってるからわかってくれ」
じゃなく、
「頑張れてるのは家族のおかげ」
っていう気持ちです。
僕たちは、1人で走ってるわけじゃない。
家族に支えられながら、今日もハンドルを握ってる。
この記事が、夫婦関係に悩み、今つらい状況の運転手さんの背中をちょっとでも押せたら嬉しいです。














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