休憩中の過ごし方が仕事に影響する理由
トラックドライバーにとって休憩時間は、ただのリラックスタイムではありません。
安全運転を維持するための“投資時間”であり、次の行動に直結する重要な準備期間でもあります。
国土交通省のガイドラインでも、長時間運転にはこまめな休憩が推奨されています。
疲れたまま運転を続けると、判断力や集中力が著しく低下します。
僕も新人時代、眠気を我慢して運転を続けた結果、信号の見落としやブレーキの遅れを経験しました。
幸い事故には至りませんでしたが、あのヒヤリとした感覚は今でも忘れられません。
実は、休憩中の過ごし方が悪いと疲れが取れないどころか、逆に体調を悪化させてしまうこともあります。
例えば、食べ過ぎて血糖値が急上昇し眠くなったり、体を動かさず血流が滞ったり、スマホに夢中になって時間をオーバーしてしまったり。
こうした行動は、すべて次の運転の質を下げる原因となります。
その結果、事故や荷主への遅延、さらには会社からの評価低下につながるのです。
ドライバーがやりがちな休憩中のNG行動7選
1. スマホや動画に夢中になりすぎる
SNSや動画、スマホゲームに没頭しすぎて、休憩時間が延びてしまうことはよくあります。
僕も昔、15分のつもりが30分以上経過し、納品時間ギリギリになった経験があります。
さらに、長時間の画面注視は目の疲れや集中力低下、そして同じ姿勢での休憩は腰や肩への負担も増やします。
2. エアコンを全開にして長時間仮眠する
快適すぎる車内環境は体温調整を乱し、冷えすぎや乾燥で体調を崩しやすくなります。
僕自身、真夏にエアコン全開で寝た翌日、喉を痛めた苦い経験があります。
また、燃料やバッテリーへの負担も無視できません。
3. 食べ過ぎや高カロリーの一気食い
パーキングエリアで揚げ物定食や大盛りラーメンを食べ過ぎると、血糖値が急上昇し、その後に強い眠気が襲います。
食後の眠気は集中力を大きく下げ、長期的には生活習慣病のリスクにもつながります。
消化にエネルギーを使い疲れが取れにくいのも問題です。
4. 休憩中に全く体を動かさない
長時間運転後に座ったまま休憩すると血流が滞り、疲労回復が妨げられます。
僕も新人時代は動かずに休憩していましたが、その結果腰痛や足のしびれに悩まされました。
さらに、エコノミークラス症候群のリスクもあるため、適度なストレッチや散歩は欠かせません。
5. 水分をほとんど取らない
トイレが近くなるのを嫌って水分補給を控える人もいますが、脱水状態になると集中力や判断力が大幅に落ちます。
特に夏場は熱中症のリスクも高まるので注意が必要です。
6. 荷台や車両を放置して離れる
コンビニやサービスエリアで長時間トラックを離れると、荷物の盗難や破損、接触事故などのリスクが増します。
これにより荷主や会社からの信用を失いかねません。
7. 仮眠時間の管理をしない
長時間寝すぎると、目覚めが悪くなり逆に眠気が強くなる「睡眠慣性」が起こります。
これにより集中力が低下し、納品時間にも遅れる恐れがあります。
正しい休憩の取り方と改善アイデア
安全で効率的な休憩を取るためには、休憩時間を「体調回復時間」と「仕事準備時間」に分けて考えることが重要です。
休憩の前半はストレッチや軽い運動で血流を促し、後半に仮眠や食事をとると効率的です。
荷台や車両のチェックを休憩の最後に行う習慣をつけることで、盗難や破損のリスクを減らせます。
食事は腹八分目を心がけ、消化の良いものを選ぶのが理想的です。
仮眠は20〜30分を目安にタイマーをセットし、起きたらすぐに外の空気を吸って体を目覚めさせましょう。
現場で実践している僕の休憩ルーティン
僕は休憩時にまず車外でストレッチと深呼吸を5分ほど行います。
その後、腹八分目の食事と水分補給をしっかりとって20分間の仮眠を取ります。
仮眠中はタイマーをセットし、起床後は荷台のチェックと次のルート確認をします。
このルーティンを守ることで長時間勤務でも体調を崩さずに済んでいます。
まとめ
休憩中の過ごし方は、次の運転の質や安全性、さらには仕事の評価にも直結します。
スマホの使い方、食事、仮眠の取り方など、ちょっとした工夫や習慣の見直しで大きな違いが出ます。
今日から「休憩=安全の投資時間」と意識し、体調管理と仕事効率アップを目指しましょう。













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