こんにちは、現役トラックドライバーのトラ介です。
「トラックドライバーの拘束時間ってどれくらいなんだろう?」
と思ったことはありませんか。
検索して出てくるのは法律上の数字ばかりで、現場のリアルな実態はなかなか見えません。
今回は、法律で定められた拘束時間と、僕自身の現場経験から見たリアルな平均時間をお伝えします。
トラックドライバーにおける「拘束時間」とは?
まず「拘束時間」という言葉の意味を整理しておきましょう。
拘束時間とは、勤務開始から終了までの時間で、運転している時間だけでなく待機や荷待ちの時間も含まれます。
つまり、ハンドルを握っていない時間でも会社の指示でその場にいる必要がある時間もカウントされるわけです。
一般的な会社員の勤務時間とは違い、休憩中であっても待機を求められる場合があるのがドライバーの特徴です。
こうした状況が、長時間拘束の原因のひとつになっています。
僕の経験では、荷主の都合で30分〜1時間待たされることも珍しくなく、そうした時間が積み重なると1日の拘束時間が軽く12時間を超えてしまいます。
法律で決められている拘束時間の基準
道路運送法や労働基準法、そして改善基準告示によって、トラックドライバーの拘束時間には上限が設けられています。
例えば、1日の拘束時間は原則13時間までで、運転時間は8〜9時間以内に抑える必要があります。
1か月の拘束時間も293時間以内と決まっており、連続休息は最低8時間以上が義務です。
法律は無理のない労働を守るためにありますが、現場ではこの数字どおりに動くのはなかなか難しいのが現実です。
特に繁忙期や荷主の都合によっては、どうしても拘束時間が伸びてしまうことがあります。
現場のトラックドライバーの平均拘束時間
では、実際の現場ではどのくらい拘束されているのか。
僕の経験上、平均は12〜14時間程度です。
もちろん会社や仕事内容によって差はあります。
地場配送であれば朝から夕方までで12時間前後。
長距離配送では14時間を超えることもありますし、路線便は12〜13時間が一般的です。
荷物の積み下ろしや渋滞、荷主の都合で待機時間が延びることも珍しくありません。
僕の場合、平均的には1日12〜14時間の拘束で、休みは月に4〜5日程度。
特に長距離便では、出発が夜中になることもあり、帰宅は翌日の夕方。
家に帰ってくると体力の限界を感じることもあります。
でも、この長時間拘束のなかでも、安全運行と時間管理を意識することで、体調を崩さず働けるように工夫しています。
法律と現場のギャップ
法律上は守るべき上限がありますが、現場ではギャップが生まれます。
荷待ちや渋滞、運行の柔軟性などが理由です。
荷物を積む前に長時間待たされることもありますし、次の運行予定に合わせて休憩を控えめにすることもあります。
また、会社によっては拘束時間を正確に管理していない場合もあり、ドライバー自身が自己管理する必要があります。
僕も最初のころは「法律上は13時間以内なのに、なんでこんなに長く働くの?」と不満に感じましたが、経験を積むうちに、どの時間が拘束に含まれるか、自分でコントロールできる部分はどこかを見極められるようになりました。
長時間拘束がもたらすリスク
拘束時間が長いと、睡眠不足や疲労、腰痛や肩こりなど体への負担も大きくなります。
家族との時間も減り、精神的なストレスがたまることも少なくありません。
僕自身も20年以上この仕事を続けていますが、腰痛対策や睡眠の確保は毎日の課題です。
長距離の運転では仮眠を取るタイミングも限られますし、待機時間中にちょっとでも横になって体を休める工夫が重要になります。
こうした小さな工夫の積み重ねが、長く続けるためのカギです。
それでもトラックドライバーを続ける理由
拘束時間は長いですが、この仕事にはメリットもあります。
長時間働く分、収入が安定しており、家族の生活を支えることができます。
運んだ荷物が社会の役に立っているというやりがいや、経験を積むことで高収入や希望の配車を得られる自由度も魅力です。
僕の場合、長時間拘束される日もありますが、それ以上に家族に安心した生活を提供できることや、自分で時間や配車をある程度コントロールできる面白さがあります。
これが、辛い拘束時間を乗り越えるモチベーションになっています。
まとめ:法律と現場のリアルな差
トラックドライバーとして働くなら、法律上の基準と現場のリアルな差を理解し、体調や生活リズムに気を配りながら働くことが大切です。
覚悟と準備さえあれば、この仕事は生活を支え、家族を守る力になるでしょう。













運送会社にもよりますが、繁忙期になると、1日の拘束時間が15時間〜18時間に達することもあります。僕の場合、1日で最高21時間拘束されたこともあります。