こんにちは!!
現役トラックドライバーのトラ介です。
「トラックドライバーって、どうしてこんなに拘束時間が長いの?」
現場で働いている僕も、同僚や業界未経験の方によく聞かれる質問です。
実際、法律や労働時間の話だけでは理解できない部分が多く、現場には独自の事情があります。
この記事では、トラックドライバーの拘束時間が長くなる理由を僕の実体験も交えて解説します。
トラックドライバーの拘束時間とは?
まず「拘束時間」の意味を整理しましょう。
トラックドライバーの場合、拘束時間には以下が含まれます。
つまり、ハンドルを握っていなくても、会社や荷主に縛られている時間はすべて拘束時間です。
法律上は運転時間の上限がありますが、拘束時間全体の長さは会社の配車や現場の状況で大きく変わるのが現実です。
拘束時間が長くなる主な理由
1. 荷待ち時間が長い
現場で最もストレスになるのが荷待ちです。
荷主の準備が遅れたり、積み込みがスムーズに進まなかったりすると、待機時間は1〜2時間、繁忙期やトラブル時には半日以上になることもあります。
僕自身、最高で6時間以上荷待ちしたことがあります。
待機中も会社と連絡を取ったり、次の配車確認をしたりするので、自由に使える時間はほとんどありません。
荷待ちは運送会社の責任だけでなく、荷主側の都合や段取りにも左右されるため、現場では避けられない場合が多いです。
2. 配車の仕組み
配車の組み方も拘束時間に直結します。
- 繁忙期は強制的に詰め込まれる
配送量が増える時期は、1人に複数の配送先が割り当てられます。移動距離や荷役の回数が増え、拘束時間も長くなります。 - できるドライバーほど厳しい配車に
経験豊富で運転が上手なドライバーほど、重要な荷物や複雑なルートを任されます。結果、拘束時間が長くなる傾向があります。 - 会社都合で決まる配車
配車は会社の効率や利益重視で組まれるため、ドライバーの体力や希望休はあまり考慮されません。
3. 渋滞や交通規制
都市部での渋滞、工事、交通規制によって、予定より1〜2時間長くなることも珍しくありません。
特に朝夕ラッシュや大型施設周辺、繁忙期には注意が必要です。
予定が狂うことで次の配車も遅延し、拘束時間が雪だるま式に増えることがあります。
4. 積み下ろし作業の遅延
トラックの仕事は運転だけではありません。
荷役作業も拘束時間に含まれます。
- 荷物の量や種類
重い荷物や壊れやすい荷物は慎重に扱う必要があります。 - 現場の人数や設備
フォークリフトやスタッフが不足している場合、ドライバー自身が手作業で荷物を運ぶことになります。 - 荷主の段取り
準備が不十分だと、ドライバーが待機する時間が増えます。
5. 書類作業や点呼
運行前後の点呼(アルコールチェックや健康確認)や運行記録の記入、配送先での受領書処理なども拘束時間に含まれます。
日中に複数回ある場合、合計で1〜2時間かかることもあり、運転していないのに体力が削られるポイントです。
拘束時間が長いことの影響
- 睡眠不足
長時間運転や荷待ちで十分な休息が取れないことがあります。 - 家庭生活への影響
夕方〜深夜に帰宅するため、家族との時間が削られます。 - 事故リスクの増加
疲労は判断力・反応速度に直結。長時間拘束は安全運転にも影響します。
僕自身、繁忙期に1日で21時間拘束されたことがあります。
体はボロボロでしたが、給料は増えました。
現場では「長く働いた分だけ稼げる」という構図が、拘束時間の長さを容認する理由になっています。
拘束時間を短くするための工夫
完全に自由にはできませんが、少しでも短くする工夫はあります。
- 荷主とのコミュニケーション
積み下ろしの段取りや到着時間を事前に確認すると荷待ちを減らせます。 - 効率的なルート計画
渋滞や交通規制を避けるルートを把握しておくと時間を節約できます。 - 配車傾向の把握
「繁忙期にどの荷主で荷待ちが多いか」を経験から学ぶと、精神的な準備ができます。
ただし、業界構造として拘束時間が長くなりやすいことは避けられません。
個人の工夫だけで完全に回避するのは難しいのが現実です。
まとめ:トラックドライバーの拘束時間が長い理由
トラックドライバーの拘束時間が長いのは、運転だけではなく複数の要因が絡み合っているためです。
現場を知らない人には「運転しているだけ」と思われがちですが、実際は待機、荷役、事務作業などで1日中会社や荷主に縛られるのが現実です。
その結果、12〜18時間、繁忙期や特別ルートでは20時間以上の拘束も珍しくありません。
現役ドライバーからのアドバイス
長時間拘束は避けられませんが、体調管理と心の準備が大切です。
現場の実態を理解し、工夫を取り入れることで、長時間勤務も安全かつ効率的に乗り切れます。













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