トラックドライバー

トラックドライバーの拘束時間と法的ルール|罰則や改善基準告示もわかりやすく解説

こんにちは、現役トラックドライバーのトラ介です。

「トラックドライバーの拘束時間って、法律でどのくらい決まっているの?」

「違反したら罰則はあるの?」

現場で長時間運転してきた僕にとって、この質問は本当によく聞かれます。

今回は、法律や改善基準告示、働き方改革の視点も交えて、トラックドライバーの拘束時間をわかりやすく解説します。

現場のリアルな話も織り交ぜながら、あなたが安全に働くために知っておくべきポイントを整理しました。

拘束時間って何?

まず、拘束時間とは何かを整理しておきましょう。

トラックドライバーの場合、運転している時間だけでなく、荷待ちや配車指示待ちなど、自由に動けない時間も含まれます。

つまり、拘束時間は運転+作業+待機時間をすべて足した時間です。

現場では「12時間以上の拘束は当たり前」ということも珍しくありません。

僕自身、以前21時間拘束されたことがあります。

法律を知らないまま働くと、知らず知らずのうちにルール違反になってしまうこともあります。

だからこそ、まずは法的な枠組みを理解することが重要です。

法律で決まっている勤務時間

トラックドライバーの勤務時間は、道路運送法や労働基準法、そして国土交通省の改善基準告示によって定められています。

労働基準法の一般ルール

労働基準法では、1日の労働時間は8時間、1週間の労働時間は40時間が原則です。

残業は36協定を結ぶことで可能ですが、月45時間、年360時間を超える残業は原則できません。

つまり、会社がいくら配車を増やしたくても、法的には制限があります。

トラックドライバー特有の規制(改善基準告示)

ただ、トラック運送業は普通の会社と違い、運転という特殊な業務があります。

そこで国土交通省は、改善基準告示という形でドライバー向けの細かいルールを定めています。

たとえば、連続運転は4時間までと決められています。

長距離運転ではこの間に30分以上の休憩を取る必要があります。

また、1日の総運転時間は通常9時間ですが、延長しても11時間までしか認められていません。

拘束時間は原則13時間以内、繁忙期や特別な事情がある場合でも16時間までです。

これらのルールは、疲労による事故や健康被害を防ぐために作られています。

現場では忙しさに追われ、休憩や睡眠を削ってしまいがちですが、法律の枠組みを知ることが、自分の身を守る第一歩です。

働き方改革との関係

2019年の働き方改革関連法は、トラックドライバーにも影響を与えています。

長時間労働の抑制や過労死防止が重要視され、運転時間や拘束時間の管理がより厳しくなりました。

改善基準告示自体は法的拘束力が強くありませんが、守らない運行は労働基準法違反として会社が行政指導を受ける可能性があります。

つまり、会社もドライバーも無理な運行をさせることはリスクが高いのです。

現場では法律通りにできないこともあります。

でも、知っておくだけでも意識が変わります。

「今日は拘束時間が長くなりそうだな」と思ったら、休憩や仮眠を優先する判断ができるようになるのです。

違反するとどうなる?

では、違反するとどうなるのでしょうか。

まず、労働基準法に違反すると、会社には30万円以下の罰金が科される可能性があります。

改善基準告示を無視した場合も、行政指導や改善命令、場合によっては業務停止命令が出ることがあります。

ドライバー自身も、疲労や事故のリスクが高まります。

現場では「もう少し頑張れば終わる」という誘惑がありますが、無理をすると大事故につながることもあります。

だからこそ、ルールを守ることは自分の命を守ることでもあるのです。

現場で意識したいこと

法律や告示のポイントを守ることで、無理な拘束時間を減らすことができます。

たとえば、運行前に予定の拘束時間を確認することや、荷待ち時間も記録しておくことです。

無理な配車がある場合は、改善基準告示を根拠に会社に相談することもできます。

現場では、渋滞や荷主の都合で予定外の待機が発生することもあります。

そんなときでも、休憩や仮眠を確保する工夫をしておくことが、長期的には自分の健康と安全を守ることにつながります。

また、休憩の取り方や仮眠の場所も大事です。

サービスエリアや道の駅で仮眠を取ることもあれば、やむを得ずトラックの中で休むこともあります。

こうした小さな工夫の積み重ねが、疲労を軽減し、安全運行につながります。

拘束時間のリアルな例

僕自身の経験でいうと、繁忙期には13時間を超える拘束はよくあります。

荷物の到着が遅れたり、渋滞に巻き込まれたりすることもあるからです。

それでも、改善基準告示を意識して、休憩や仮眠を計画的に入れることで、体への負担を最小限に抑えることができます。

例えば、4時間運転したら30分休憩を確実に取る、荷待ち時間が長い場合は仮眠を入れる、という小さなルールを自分で決めて守るだけでも、違反状態にならずに済みます。

現場では法律より少し長く働くこともありますが、意識的に休むことで事故や体調不良のリスクを下げられるのです。

まとめ

トラックドライバーの拘束時間について整理すると、次のようになります。

  • 連続運転は4時間まで、総運転時間は9〜11時間
  • 拘束時間は原則13時間以内、繁忙期でも16時間まで
  • 荷待ち・配車待ちも拘束時間に含まれる
  • 休憩や休日を意識して取ることが大切

現場では理想通りにできないこともありますが、ルールを知って意識することが安全運行の第一歩です。

無理をせず、しっかり休んで、家族や自分の体を守りながら運転することが何より重要です。

安全に働くことは、単に法律を守ることだけでなく、自分の人生を守ることでもあります。

無理な拘束や過労は、取り返しのつかない事故につながることがあります。

だからこそ、今日からでも自分の勤務時間と休憩を意識して、無理なく安全に運転を続けてほしいと思います。

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トラ介現役トラック運転手/ドライバー歴20年以上のベテランです!
このブログでは、地場から長距離まで経験してきた僕が、リアルな現場の働き方・悩み・収入事情をぶっちゃけています。無事故20年継続中! かつては運送業界の闇も経験しましたが、今では家族を支える高収入ドライバーに。 以前は「トラックドライバー総合情報サイト・ブルル」でも執筆経験あり。 「これから運送業に入りたい」「今の働き方に不安がある」という人に向けて、現場のリアルを届けます!