どうも、現役トラックドライバーのトラ介です。
この業界で長く働いていると、耳にすることが多いのが「出入り禁止」、いわゆる“出禁”という言葉です。
一度荷主や物流センターから「もう来ないでください」と言われてしまうと、その現場には二度と行けなくなります。
これは単なるトラブルではなく、仕事や収入に直結する大きな問題です。
今回は、トラックドライバーが出禁になる典型的な理由、実際のケース、出禁が与える影響、そして避けるための心がけについて、現役目線で詳しく解説します。
出入り禁止になる典型的な理由
出禁の理由は一つではありません。
大きく分けると、作業トラブル、時間違反、態度やマナー、安全面の問題、会社ぐるみの信用トラブルがあります。
荷役作業では、荷物を破損したり数量を間違えたり、台車やフォークリフトの扱いが雑で現場からクレームを受けることがあります。
こうした小さなトラブルも積み重なれば「危険なドライバー」と見なされ、出禁につながります。
また、物流センターは時間管理に厳しい場所が多いです。
指定された受付時間を守らず遅刻したり、逆に早すぎて勝手に構内に入ろうとしたりする行為は非常に嫌われます。
繰り返すと「もう来なくていい」と通告されてもおかしくありません。
さらに問題になりやすいのが態度です。
受付で横柄な態度を取ったり、スタッフに暴言を吐いたり、禁煙エリアで喫煙する、構内にゴミを捨てるなどの行動は、信用を一気に失う原因になります。
そして安全面。
構内でトラックを壁にぶつける、フォークリフトと接触しそうになる、バックで建物に当てるなどは一発で出禁につながる場合もあります。
最後に、運送会社全体の信用問題です。
運賃未払い、契約違反、クレームの多発などは、ドライバー個人ではなく会社ごと出禁にされるケースも少なくありません。
実際にあった出禁のケース
僕自身、いろいろな現場で出禁になった人を見てきました。
ある同僚は、積み込みのときに荷物を何度も壊してしまい、最終的に「もう来るな」と言われました。
その結果、その荷主からの仕事自体がなくなり、会社も痛手を負いました。
別のケースでは、受付で順番待ちをめぐって怒鳴り散らしたドライバーが即日出禁になったこともあります。
物流センターではスタッフや警備員の判断で上に報告されるため、現場での振る舞いひとつで大きく信用を失うのです。
構内での事故も深刻です。
バック時にトラックを壁にぶつけ、修理費の問題になったドライバーは即出禁。
フォークリフトと接触しそうになったケースでも、即座に「次からは来ないでください」と通告されていました。
時間指定違反も軽く見られません。
あるセンターでは10分の遅刻で「今後は受付できません」と言われた例もあるくらいです。
出禁になるとどうなる?会社や収入への影響
出禁は単に「その現場に行けなくなる」だけの話ではありません。
まず、ドライバー個人が出禁になると、その人に行ける現場が限られます。
結果として配車の幅が狭まり、稼げる仕事から外されやすくなります。
収入ダウンにつながり、最悪の場合「もう回す仕事がない」と言われて干されてしまうこともあります。
さらに厄介なのは、会社ごと出禁になるケースです。
ある荷主で問題を起こすと「あの運送会社は危ない」と噂が広まり、他の荷主からの仕事まで減ってしまうことがあります。
取引先を失えば会社の売上にも大打撃です。
僕が知っているドライバーの中にも、出禁を繰り返したせいでまともな配車が来なくなり、結局退職した人がいました。
本人は「ちょっとしたこと」と思っていても、荷主から見れば「信用できないドライバー」。
そう判断された時点でゲームオーバーなんです。
出禁を避けるための心がけ
では、どうすれば出禁を避けられるのでしょうか。
答えはシンプルです。
現場ルールを守ること、時間を守ること、そして人への礼儀を忘れないこと。
この3つを徹底するだけで、出禁になるリスクはぐっと減ります。
荷物は自分のものだと思って丁寧に扱い、指定時間を厳守する。
受付や現場の人に対しては笑顔で挨拶し、丁寧に接する。
当たり前のことですが、この基本を守れないドライバーが出禁になっていくのです。
僕はいつも「ドライバーは荷物だけでなく信用を運んでいる」と思っています。
荷主にとって、荷物が届くのは当然のこと。
その上で「このドライバーなら安心できる」と思ってもらえるかどうかが全てです。
まとめ:ドライバーにとって信用は命綱
トラックドライバーが出入り禁止になるのは、事故や荷物破損だけではありません。
態度の悪さ、時間違反、現場ルールの軽視といった小さな行動の積み重ねが信用を失わせ、最終的に出禁へとつながります。
出禁を避けるために大切なポイントは以下の3つです。
一度出禁になると信用を取り戻すのはほぼ不可能です。
プロドライバーとして誇りを持ち、荷主や物流センターとの信頼関係を築くことが、長く安定して稼ぎ続けるための命綱になります。













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