長時間の運転、不規則な生活、コンビニ飯や外食ばかり。
正直、僕たちトラックドライバーの食生活はまともとは言えません。
でも、このままでは体がもたなくなりますし、いずれ健康に影響が出るのは目に見えています。
「健康は自己責任」とよく言われますが、だからこそ現実に即した無理のない改善が必要なんです。
ここでは、現役ドライバーである僕が実践している健康を意識した食事のコツをご紹介します。
キーワードは「選び方」と「ちょい足し」です!!
やりがち!不健康な食生活の実態
トラックに乗っている方なら、きっとこんな食生活に心当たりがあると思います。

- 朝: 食べない or エナジードリンクとパン
- 昼: カップラーメン+おにぎり
- 夜: 弁当+スナック菓子 or 揚げ物たっぷりの定食
お腹は満たされますが、栄養はかなり偏っています。
糖質と脂質が中心で、野菜やたんぱく質が圧倒的に不足しています。
このままでは、太る・眠くなる・便秘・生活習慣病など、あらゆる不調の原因になります。
コンビニ飯でも選び方で差がつく
とはいえ、すべてを手作り弁当にするのは現実的ではありません。
長距離ドライバーであれば絶対に無理ですよね。
だからこそ「コンビニでの食の選び方」を見直すだけでも、大きな効果が期待できます。
おすすめの組み合わせ例

- サラダチキン+おにぎり+味噌汁(インスタントOK)
たんぱく質、炭水化物、食物繊維がそろい、バランス◎ - ゆで卵+納豆巻き+カップ味噌汁(わかめ入り)
消化に優しく、腹持ちもよし。腸内環境にも良いです。 - 冷たいパスタ or 蕎麦+野菜スティック or カット野菜
炭水化物+ビタミンで血糖値の急上昇を防ぎます。
NGな組み合わせ例
- 揚げ物弁当+カップ麺
- 菓子パン3つ
- フライドチキン+エナジードリンクだけ
こうした食事はお腹は満たされても、体の中では悲鳴が上がっています。
「ちょい足し」で栄養を底上げ!
選んだコンビニ飯に、ひと工夫のちょい足しをするだけで、栄養バランスが大きく改善されます。

- 味噌汁 or わかめスープ
→ 塩分控えめで、食物繊維UP - ゆで卵 or 煮卵
→ たんぱく質補給に最適 - バナナやヨーグルト
→ 腸内環境を改善 - ナッツやチーズ
→ 血糖値を安定させ、間食の予防にもなります
すべてを一度に実践する必要はありません。
「今日はこれだけ意識してみよう」くらいの気持ちで、少しずつでOKです。
眠気・集中力にも食は効いてくる
糖質を一気にとると、血糖値が急上昇してから急降下します。
その結果、強い眠気に襲われてしまいます。
特に昼食後の眠気は、事故の原因にもなりかねません。
ですから、血糖値がゆっくり上がる「GI値の低い食品」を選ぶように意識しましょう。
■ GI値が低いおすすめ食品
- 玄米おにぎり(難しければ五穀米やおかかおにぎりでもOK)
- 蕎麦
- 納豆
- 野菜(特に根菜系)
- チーズ、ナッツ
こうした食品は、眠気予防になるだけでなく、集中力も長く持続します。
完璧じゃなくていいが合言葉
「健康的な食事」と聞くと、全部手作りで野菜たっぷり…というイメージがあるかもしれません。
でも、それでは続きませんし、僕たちの仕事には現実的ではありません。
だからこそ、「選び方」と「ちょい足し」だけで変えていくんです。
完璧である必要はありません。
少しずつ変えていけば、必ず体は応えてくれます。
まとめ・健康は運転の基盤
トラックドライバーにとって、体は資本です。
事故を起こさない集中力、長時間運転する体力、そして何より家族を守るために働き続けるには、「食」がとても大切です。
僕も昔はカップ麺とエナジードリンクばかりでした。
でも、40歳を前にして体が悲鳴をあげはじめて…。
そこから少しずつ変えていき、今では体調も良く、眠気も減りました。
この記事が、あなたの食生活を見直すきっかけになれば嬉しいです!!
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