「トラックドライバーってきついの?」
そんな質問を何度もされた。
毎回、心の中で思う。
──当たり前だろ。
こっちは命かけて走ってんだよ。
眠い目こすって、理不尽な荷主にも頭下げて、長時間の拘束にも耐えて。
それでも、やってる。
理由は一つ。
生きるためだ。
この記事では、トラックドライバーという仕事がなぜきついのか、その中で何を得られるのかを本音で語ります。
トラックドライバーがきついと言われる5つの理由
1. 長時間労働と不規則な生活
- 1日の拘束時間は12〜14時間が当たり前
- 夜間勤務や早朝スタートなど、生活リズムはめちゃくちゃ
- 「休み」はあってないようなもので、週1〜2休めればマシなほう
寝不足のまま走ることもあるし、食事もまともに取れない日もある。
2. 荷待ち・積み下ろし・理不尽な現場対応
- 荷主都合で2〜3時間の待機なんてザラ
- 「時間通りに来たのに待たされる」「遅れたら文句言われる」という理不尽
- 雑な扱いをされても、笑顔で対応しなきゃいけない場面が多い
しかもそれらの待機時間が給料に反映されないケースも多い。
精神的なストレスはとんでもない。
3. 常に事故のリスクと隣り合わせ
- トラックの運転は1つのミスが「死亡事故」につながる
- 長時間運転・悪天候・渋滞など、集中力を削る要素は常にある
- 「絶対に事故を起こすな」というプレッシャーと戦っている
眠気と戦いながら、「死ぬなよ」と自分に言い聞かせてハンドルを握る。
毎日が真剣勝負。
それが現実だ。
4. トラブル=自己責任。下手すりゃ給料カット
- 商品を少しでも傷つけたら、「弁償しろ」「罰金」と言われる会社も
- 車両事故=自腹負担、なんてルールもある
- 実際、知人で「数万円の罰金を給与から天引きされた」例もあった
何かあったときに守ってくれる体制が整ってない会社は、今でも存在する。
5. 社会からの理解が薄い
- 「運転してるだけでしょ?」っていう言葉が、いちばん刺さる
- 物流の要なのに、評価もリスペクトもされない
- やって当然、という空気がある
事故を起こせば叩かれ、遅れれば怒られ、でも感謝の言葉はほとんどない。
それでも走り続けているのが、トラックドライバーという仕事だ。
それでも、トラックドライバーを続ける理由
稼げる──それがリアル
- 月の手取り40〜50万円も狙える
- 学歴・年齢関係なく、努力すれば数字で報われる業界
確かにきつい。
体もキツいし、心も折れそうになる。
でも、そのぶんちゃんと稼げるのがトラックドライバー。
誇りがある──この仕事を通して守るものがある
- 誰かがやらなきゃ、日本の物流は止まる
- 誰にも見えなくても、誰かの「当たり前」を支えてる
- だからこそ、キツさの中にやりがいを感じられる
給料明細を見て「今月もなんとか乗り切った」とホッとする瞬間。
子供の寝顔を見て「やってよかった」と思える瞬間。
そういう“ちいさな誇り”が、毎日の原動力だ。
まとめ:トラックドライバーはきつい。でも、誇りを持てる仕事だ
結論。
トラックドライバーは間違いなくきつい。
体力、気力、精神、すべてを削って働いている。
それでも、僕はこの仕事を嫌いじゃない。
むしろ、「これしかない」と思えるくらいの覚悟でやってる。
これを読んで「無理そう…」と思ったなら、それでいい。
でも「それでもやってみたい」と思えるなら──
もしかしたら君は、この仕事に向いてるかもしれない。














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