運送業界で長年働いていると、いろんなタイプの人間と出会います。
- 段取りがうまく、時間通りに運行を回せる人
- 逆に、段取りが悪くて周囲に迷惑をかけている人
どの会社にも「仕事ができる人」と「仕事ができない人」はいます。
しかし、僕が強く思うのは、仕事ができない人とプライベートでも付き合う必要はないということです。
なぜなら、仕事ができない人ほど、プライベートでも自分勝手で、こっちの時間や気持ちをまったく考えない傾向があるからです。
この記事では、運送業界で20年以上働いてきた僕が、「仕事ができない同僚と距離を置くべき理由」を、体験を交えて本音で語ります。
運送業界は個人プレーに見えて実はチーム戦?
「トラック運転手って、一人でやる孤独な仕事じゃないの?」
そう思われることが多いのですが、すべてその通りというわけではありません。
- 荷主とのやり取り
- 倉庫での積み降ろしの順番や気配り
- 他のドライバーとの連携
- 配車係との情報共有
など、実はいろんな人と連携しながら成り立っている仕事でもあるのです。
たとえば、一人の積み込みが遅れれば、次のドライバーの予定も狂いますし、最終的に会社全体の信頼にも関わってきます。
つまり、「一人のミスや要領の悪さ」が全体に波及するという構造でもあります。
その中で、いつまでも荷物の扱いに慣れない、要領が悪く時間をロスする。
周囲に迷惑をかけても自覚がない人がいると、仕事を真面目にやっている人にとっては本当にストレスなんです。
「すみません」の一言もない人と関わるだけで疲れる
一番腹が立つのは、迷惑をかけている自覚がない人。
新人であろうがベテランであろうが、周囲に負担をかけたときに、
「すみませんでした」 「助かりました」
この一言があるかないかで、こっちの気持ちは全然違います。
でも、現実には何も言わず、平然と帰っていく人も少なくない。
そういう人とプライベートで飲みに行っても、
- 空気が読めない
- 自分の話ばかりする
- 人の苦労に共感できない
といった具合で、ただただ疲れるだけなんです。
仕事ができない人はプライベートでも自己中心的
過去に、何度か「まあ誘われたし行ってみるか」と思って、仕事ができない人と飲みに行ったことがあります。
結果はほぼ全敗。
- 自分の武勇伝や苦労話ばかり
- 人の話を聞かずに自分語り
- こちらが気を使ってばかりでまったく楽しくない
終わってみると、
「あれ、俺何のために時間使ったんだっけ……?」
と後悔することばかりでした。
中には、プライベートでも人を利用しようとするようなタイプもいました。
例)
- 飲み代を払わない
- 移動の車を当然のように頼む
- こちらが疲れてることにまったく無頓着
要するに、仕事ができない人は、総じて人との距離感がわかってないことが多いんです。
本当に付き合いたいのは「仕事ができる、気配りできる人」
一方で、僕が本音で付き合いたいと思えるのは、
- 段取りがしっかりしていて
- 周囲への気遣いができて
- 一緒にいてストレスを感じない
そんな「仕事ができる人たち」です。
彼らと話すと、
- お互いの苦労を理解し合える
- 意見を出し合って共感できる
- 仕事の裏話やノウハウを共有できる
という良い循環が生まれます。
要するに、気を使わなくていい相手と付き合うのが一番ラクで、学びもあるんです。
プライベートの時間は“疲れを取る時間”であるべき
運送業の仕事は、長時間労働で体力も気力も使います。
だからこそ、プライベートの時間は「回復の時間」にしないとやっていけません。
- 気を使うだけの飲み会
- 楽しくないおしゃべり
- 空気を読むばかりの付き合い
これはもう、精神的なサービス残業と同じなんですよね。
だったら、家でゆっくり寝ていた方がよっぽどマシです。
結論:「仕事ができない人」とは適切な距離感を持つことが大切
僕がたどり着いた結論はシンプルです。
仕事ができない人とは、仕事上は必要最低限の関係を保ち、プライベートでは付き合わない。
もちろん、人付き合いを完全に拒否するわけではありません。
でも、自分の気持ちや時間を守るためにも「線引き」は必要です。
最後に:悩んでるなら無理して付き合わなくてOK
もしあなたが今、
- 仕事できない同僚からプライベートに誘われているけど気が進まない
- 距離を置きたいけど罪悪感がある
そんなふうに感じているなら、無理する必要はありません。
人間関係は「相性」もあるし、「価値観」もある。
無理に合わせることで自分がストレスを抱えるくらいなら、最初から付き合わない方がいい。
そして、あなたが仕事をしっかりやっているなら、ちゃんとした人は必ずあなたの姿を見ています。
自分を守るために、割り切る勇気も大切です。
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