「トラックドライバーって、稼げるって聞くけど実際どうなんだろう?」
「運転が好きだから向いてる気がするけど、キツい仕事なのかな…」
もし今、そんなふうに迷っている、不安に思っている、そんな方も多いはず。
僕は20年以上、この業界でハンドルを握って生活してきました。
長距離も、地場も、路線も、チャーターも、いろんな仕事をやり経験をつんできました。
時にはブラック運送会社にも勤め、この仕事の闇の部分にも触れ苦しい思いも、、、。
この仕事はちゃんとした運送会社選べば「人生を変える一手」になる仕事です。
でも、何も知らずに飛び込むと地獄を見たりもする。
だからこそ、現役の僕がリアルな実情を伝えようと思います。
これを読めば、自分が向いているんか、向いていないのか、はっきり決まるはずですので、ぜひ役に立ててください!!
向いている人・向いていない人
トラックドライバーは荷物を届ける責任を背負って、一人で完結する仕事です。
責任の重さと孤独との向き合い方がすべてだと僕はおもっています。
だから向き不向きは、はっきりでます。
トラックドライバーに向いている人
黙々と作業するのが好きな人
運転中はもちろん、待機時間も一人。
誰かと雑談して時間をつぶす…なんてことはほとんどありません。
黙々と「運ぶこと」だけに集中できる人は、強いです。
運転が苦にならない人
雨でも、雪でも、深夜でも、渋滞でも、眠くても走ることが当たり前の世界です。
ただでさえストレスがたまる状況でも、それを苦じゃないと思えるのならば、トラックドライバーとして必要な素質をもっています。
変にストレスを抱えイライラすれば事故を起こす危険もありますしね。
責任感が強く、時間や約束を守れる人
「荷物を時間通りに届ける」が大前提。
1分遅れたら現場で怒られることもあるし、ミスをすれば信用を失うこともあります。
誰に見られてなくても、自分で自分を律せる人には向いています。
基本一人が好き
団体行動がストレスなタイプには、この仕事は天職とも言えるでしょう。
基本、指示さえ守れば、誰にも邪魔されず一人で完結できる仕事です。
余計な人間関係に悩まないで済むのは大きなメリットですし、最低のコミュニケーション能力さえあれば十分にやっていけます。
稼ぎたいという意思が強い人
「とにかく稼ぎたい」
そんな気持ちがあるということはとても大事です。
運ぶ荷物にもよりけりですが、この仕事は
キツイ
と感じることは多いです。
でも、それをお金のために、家族のためにと力に変えることができる人は向いています。
僕の場合は完全にこれに当てはまります。
トラックドライバーに向いていない人
朝が弱く、時間にルーズな人
時間は絶対。
どれだけ道が混んでても、荷積みが遅れても、言い訳は通用しないということもあります。
朝が苦手、ギリギリ出勤、待ち合わせに遅れがちなタイプははっきり言ってこの仕事に向いていません。
体調管理が苦手な人
体が資本のこの仕事において体調管理は長く続けていくための秘訣、安全に運行するために必要です。
仕事終わりは疲労感や眠気を感じながら帰宅。
それでも体を休ませることを優先することなく遊びに行ったり、夜更かし、深酒などする人は、トラックドライバーにとして危険です。
他人任せ・言い訳が多い人
「俺のせいじゃない」「指示が悪い」「道が悪い」
そんなふうになんでも人のせいにするクセがある人は、向いていません。
最初に言いましたが
トラックドライバーは荷物を届ける責任を背負って、一人で完結する仕事です。
とても大事なことなのでもう一度書いてみました。
自分の行動に責任を持てない人は向いていないのでトラックドライバーにならないでください。
何かあっても「まぁ大丈夫やろ」で済ませる人
タイヤの空気が少し減ってる、ハンドルに違和感がある、荷物の積み付けに違和感がある。
そういう“小さな異変”を見逃すと、大事故につながることもあります。
「まぁいいか」で済ませた瞬間、取り返しがつかなくなるのがこの仕事です。
【現役目線】トラックドライバー向き・不向きチェックリスト
このチェックリストで「YES」が多ければ多いほど、トラックドライバーに向いています!!
逆に「NO」が多いなら、慎重に考えた方がいいかもしれません!!
【性格・考え方編】
- □ 一人でいる時間が苦じゃない
- □ 黙々と同じ作業を続けるのが苦にならない
- □ 人にガミガミ指示されるより、自分のペースで仕事したい
- □ 決められたルールを守るのは得意だ
- □ 責任感にはちょっと自信がある
- □ 多少の孤独はむしろ心地いいと感じる
- □ 小さな違和感(音・振動・空気圧など)にも気づく方だ
- □ 言い訳をせず、自分でケツを拭く覚悟がある
【体調・体力編】
- □ 朝が早くても問題ない
- □ 数時間運転しても集中力を保てる
- □ 体調管理(睡眠・食事・ストレッチなど)をちゃんとできる
- □ 腰痛・肩こりに悩まされてもセルフケアできる自信がある
- □ 長時間の拘束に耐える忍耐力がある
【やる気・目標編】
- □ 稼ぎたい!というモチベーションがある
- □ 家族や自分のために高収入を得たいと思っている
- □ 最初は大変でも、慣れるまでは踏ん張る覚悟がある
- □ 資格(大型免許、フォークリフトなど)を取る努力は惜しまない
【チェックの結果】
✅ YESが15個以上
→ トラックドライバー適性かなり高い!スタートすればきっと続く。
✅ YESが10〜14個
→ 適性アリ。ただし、苦手な部分(体調管理・責任感など)を意識して鍛えた方がいい。
✅ YESが9個以下
→ ちょっと慎重に考えた方がいいかも。違う仕事の方がストレスなく働ける可能性もある。

みなさんどうでしたか??ちなみに僕の場合、全17項目すべてにチェックがつきました!!僕にとってトラックドライバーは天職なんですね。
2. トラックドライバーのリアルなメリット
とにかく稼げる。手取り40万〜50万は現実的
僕自身、今は手取り48万円前後、総支給は60万円以上もらっています!!
もちろんそれなりの拘束時間はあるけど、未経験からでもここまでいけるのがトラック業界の強みです。
学歴も年齢も関係ありません。
がんばった分、給料にちゃんと反映されます!
一人の時間が多く、人間関係が楽
運転中は基本一人、気を遣う相手もいないし、電話や無駄な会話に悩まされることありません!
営業職とか接客業で人間関係に疲れた人には、天国みたいな仕事でしょう!!
実際未経験で転職してくる人はそういう人も多いです!
毎日が同じじゃない
入社した運送会社にもよりますが、行く現場も、走るルートも、時間帯も違うこともあります。
単調な日常じゃ物足りない人にとっては、飽きにくい仕事だと思います。
トラックに乗っていると、夜の高速、朝焼け、山道、工業地帯の景色、、、この仕事をしてなければ出会えなかったと感じることも。
毎日が同じじゃない分、生活は不規則になりがちですが、この仕事の魅力です!
しんどい現実も!!デメリット!!
拘束時間が長い。休憩もまともに取れない日もある
地場でも、夕方に出て翌朝まで仕事、なんて日がざらにあります。
労基の「労働時間制限」なんて、現場じゃただの理想論ってことも多いです。
とくに繁忙期は休憩すら取れず、積み下ろしで汗だくになります。
「ラクして稼げる」とは絶対に思わない方がいいです!!
事故リスク=給料カット
物損・車両事故・商品事故。
このどれかを起こせば、ほぼ確実に給料に響きます。
「修理代を天引き」「積み荷の弁償で数万円」なんて会社もあります!
気を抜いたら一発アウト。
事故を起こせば、仕事を続けていくことは精神的にもキツいです。
家族との時間が減ることも
夜勤だと子どもとすれ違い、土日も出勤だと家族サービスが難しいです。
僕もこれにはかなり悩ませられました!!
今は会社にも協力してもらい、日曜日の午後からは家族サービスする時間を得ることができています!!
ブラック運送会社が多く存在する
未経験者が落ちやすい罠、それがブラック運送会社!
僕もブラック運送会社に勤めていた経験があります。
僕の経験を少しあげていきます
- 必要な資格・免許をもっていないのに必要な現場にいかされる
- 出勤し、待機、一日中待たされて帰らされる。給料0
- 長距離運行の予定で出勤、一分で帰らされる
- 長距離を全部下道、4日間拘束され日当3000円
少しじゃ済みそうにないので気になる方はこの記事も見てください!!
まとめ
トラックドライバーって、向いてる人にとっては本当に天職になる仕事です!
高収入を目指せて、人間関係のストレスも少なくて、やりがいもあります!!
ただ入社する運送会社を間違えばかなり苦しい思いをすることも。
それでも「向いてそう」「やってみたい」って思ったなら、一歩踏み出してみてください!
応援しています!!
僕の元同僚が大手自動車メーカーへの部品配達をしていたのですが、何度も遅刻をし、その運送会社はそのメーカーへの出入りを禁止されるということがありました。自分だけではなく、会社や同僚に迷惑をかけることもあるので無責任な人はこの仕事には向いていません。