トラックドライバーって聞くと、「稼げそう」「自由に走ってて気楽そう」って思われることが多いです。
実際、大型トラックに乗ってる僕は、月に60万円以上、手取りで50万円近く稼げてる。
そういう面では確かに夢がある仕事だと思います。
でも、その裏には長時間拘束・すれ違いの生活・家族と過ごす時間の少なさ……
いろんな犠牲もあるんです。
そして、忘れちゃいけないのがそれを一緒に背負ってくれてる家族の存在。
ブラック運送会社に勤めていた時、僕は妻を結婚して初めて仕事のことで泣かせてしまいました。
あの時のことを、今でも鮮明に覚えています。
妻が抱えていた見えない不安
予定の立たない生活に振り回される
僕がブラックな運送会社で働いていた頃は、夕方に出発して朝方に帰る日が続いてました。
帰宅時間なんてまったく読めないし、連絡すらできないこともあった。
妻がご飯を用意してくれていたのに急に泊りになり、食べれない日があったりと本当に申し訳なかったです。
その積み重ねが、妻にとってはすごく大きなストレスだったみたいです。
「また帰ってこないの?」
「今日も遅いの?」
そう不安そうな声で言われたとき、ちゃんと向き合えてなかった自分を今でも反省しています。
ブラック運送会社に精神的に追い込まれ、こまめに連絡をとることができませんでしたが、ここは一緒に生活しているパートナーとしてしっかりするべきでしたね。
事故への不安と毎日の心配
トラックドライバーって、やっぱり事故のリスクと隣り合わせです。
僕自身も意識して安全運転してますが、それでもヒヤリはあります。
妻は、僕が連絡が取れない時間が長いと、不安で仕方なかったそうです。
「テレビでトラックの事故のニュースを見るたびに、うちの人じゃないかってドキッとする」
そんなこと、ポロッとこぼしてくれたことがあって。
僕の想像以上に心配してくれてたんだなと気づかされました。
家庭の負担がすべて妻に集中する
育児、家事、学校のこと。
僕が仕事でほとんど家にいないぶん、全部妻がこなしてくれてました。
とくに子どものイベントごとには、参加できないことが多かった。
「運動会、一緒に行ってあげたかったね」
そんな言葉を聞くたびに、僕も胸が苦しくなりました。
でも、どうしても仕事を抜けられない現実がある。
そこがいちばんジレンマでした。
僕なりにやってきた、ちょっとした工夫
できるときは、家族のイベントに参加する
全部に出るのは正直無理です。
でも、時間や体力に余裕があるときは、なるべく顔を出すようにしています。
子どもが喜んでくれるし、何より妻がすごく嬉しそうにしてくれる。
「少しの時間でも来てくれるだけで、全然違う」って言われたことがあります。
やっぱり気持ちなんだなって思いました。
連絡ひとつで、不安は軽くなる
「今日は◯時には帰れそう」
そういった簡単なLINEでも、妻の気持ちはずいぶん楽になるみたいです。
運転中はスマホを触れない時間もあるけど、合間に少しでも連絡を入れるようにしてます。
たった一言で不安が減るなら、それだけでも意味があると思っています。
プレゼントは感謝の気持ちを形にする方法
僕は、誕生日や母の日、ホワイトデーといったイベントには必ずプレゼントを用意しています。
義務じゃなくて、感謝の気持ちを伝えるきっかけとして。
たとえば、美容室代として3ヶ月に1回2万円渡してます。
本来の美容室代金は1万5000円なんだけど、「残りの5000円でランチしておいで」って伝えてます。
僕なりの「いつもありがとう」です。
ブラック運送会社に勤めていた頃にいろいろ我慢させた分、オシャレややりたいことなどはできるだけかなえてあげるようにしています!!
妻と一緒に考えるこれから
お金のことは隠さず話す
給料の額、ボーナス、ローン、毎月の支出、僕は全部妻と共有してます。
お金のことをちゃんと話してると、妻の不安も少なくなるし、将来に向けて一緒に考えやすくなります。
「貯金がいくらあるか」
「子どもの教育費はどうするか」
こういう話を夫婦でできると、信頼関係も深まります。
保険や備えも夫婦で話し合う
僕の仕事は危険もあるから、保険や貯蓄の話も避けられません。
事故があったとき、もしものとき、何が起きても家族が困らないように準備しておきたい。
そのために、保険の見直しや学資保険の相談も、全部一緒にやってます。
「いつまで走るか」を決めるのも大事
僕はまだ現役で走ってますが、体力や年齢を考えると「いつまでこのペースで働けるか」は常に意識してます。
将来的に、比較的に楽な地場メインに切り替える可能性も考えています。
そういうことも夫婦で話しておくと、お互いに気持ちの準備ができるんですよね。
最後に、僕が仕事を頑張れるのは、家族のおかげ
ブラック会社時代、振り回しすぎて結婚して初めて妻を泣かせてしまった。
本当に申し訳なかったし、あのとき「変わらなきゃ」と思いました。
今も僕がこうして頑張れてるのは、妻が支えてくれてるからです。
「ありがとう」って言ってくれるし、子どもたちも「お父さんお疲れ様!」って声をかけてくれる。
その一言が、本当に嬉しい。
仕事の疲れなんて吹き飛ぶくらい、心にしみます。
まとめ
- トラックドライバーの妻は、目に見えない不安をたくさん抱えている
- それを少しでも減らすには、僕たちドライバーの「ちょっとした気づきと行動」が必要
- 感謝の言葉、連絡、イベントへの参加。小さなことが、家庭を支える大きな柱になる
「稼いでるからいいでしょ」じゃない。
ちゃんと感謝を伝えて、信頼関係を築く。
それが、本当の意味で家族を守るってことなんじゃないかと思っています。
トラックドライバーの仕事は本当いつ何があるかわからない!!だから貯金は大事。僕にもし、万が一があっても大丈夫なように備えは万全な状態です!!