はじめに:給料が合わない!? トラック運転手によくあるトラブル
トラック運転手の給料は「歩合制」が基本という会社が多く、僕が働く運送会社もその例外ではありません。
ただこの歩合制、正直めちゃくちゃややこしい。
そして困ったことに、「給料が足りない」「支給額が合わない」なんてトラブルは日常茶飯事です。
「仕事はしたのに、その分が給料に反映されてない…」
こんな経験をしたことがあるドライバーは多いんじゃないでしょうか?
そう、だからこそ大事なのが——
自分で給料を計算できるスキル。
汗水たらして働いた分の報酬が、きちんと受け取れていないなんて、あまりに悔しいですよね。
トラック運転手の給料が間違いやすい理由
では、なぜトラック運転手の給料は間違えられやすいのでしょうか?
理由は大きく分けて3つあります。
① 複雑な歩合体系
「1件〇〇円」「1km〇〇円」「手積みありは+△△円」など、運送業界は仕事の種類によって単価が異なることがほとんどです。
案件ごとに細かいルールがあるため、集計ミスが起きやすく、配車係や経理の計算ミスで給料がズレるのはよくある話です。
② 急な仕事追加・キャンセルで記録があいまいに
突発的に依頼された仕事、逆に当日キャンセルになった仕事——こうした動きが多い現場では、記録漏れや反映漏れが起こりがち。
とくに忙しい繁忙期には、「あれ?あの仕事って計上されてた?」なんてこともザラです。
③ 給料明細の内容が不明瞭
歩合制の明細はとにかく見づらい!
会社によっては「合計〇〇円」としか書かれておらず、何にいくらついてるのか分からない場合もあります。
損をしないためには「自分で給料計算」が必須!
だからこそ、トラックドライバーは「自分の給料は自分で守る」意識が必要です。
こんな人は特に注意!
- 月によって仕事量が大きく変動する人
- 残業や深夜帯の運行が多い人
- 荷役手当や待機手当などがある人
こういった人ほど、給料計算のズレが起こりやすいです。
僕がやっている「給料チェック術」を紹介します
実際に僕がやっている方法を紹介します。難しくないし、誰でもすぐに始められます。
手順①:毎日の作業を手帳にメモ
アナログですが、手帳にその日やった仕事を記録しています。
- どこからどこまで運んだか
- 積み荷の種類と量
- 手積み・バラシ作業の有無
- 出発時間・帰庫時間
- 宿泊の有無
- トラブルや待機の記録 など
ざっくりでOK。
後から見返して「これはいくらだったか」を確認するための材料になります。
手順②:会社の歩合ルールを把握する
「この荷物はいくら?」「手積みはいくらつく?」など、会社の単価ルールを上司に聞いておくことが超重要です。
面倒でも、これは絶対やったほうがいいです。ルールを知らないと、給料明細を見ても判断がつきません。
手順③:明細と自分の記録を照らし合わせる
月末や給料日前に、自分の手帳と明細を見比べます。
1件ずつ細かくチェックする必要はないですが、「大まかな金額が合っているか」「未反映の仕事がないか」などを確認するだけで、見逃しは確実に減ります。
実際にこんなことがありました(体験談)
以前、僕が担当した3日間の中距離仕事(荷役アリ・宿泊アリ)が、まるっと明細に反映されてなかったことがありました。
「手帳を見てなかったら完全にスルーされてたな…」とゾッとしました。
会社に確認したところ、「経理への伝達ミス」だったとのこと。
翌月に追加で支給されましたが、記録していなかったら泣き寝入りだったかもしれません。
給料計算に必要な知識・スキル
- 会社独自の運賃単価表(覚えきれなくても、すぐ確認できるようにしておく)
- 基本給、残業、深夜割増の計算方法
- 交通費や手当の支給ルール
- 勤務時間・拘束時間の管理(自分のタイムスケジュールを把握)
最後に:給料は「もらうもの」じゃなく「勝ち取るもの」
トラック運転手は、ただでさえ拘束時間が長く、過酷な仕事です。
だからこそ、自分でしっかり給料を管理することが、モチベーション維持にもつながると僕は思っています。
せっかく頑張ったのに、計算ミスや伝達漏れで支給されないなんて、絶対にもったいない。
まとめ:明日からできる3つのアクション
- 手帳でもスマホでもいいから、毎日の仕事内容を記録する
- 給料明細をもらったら、すぐ確認するクセをつける
- 不明な点は遠慮せず、上司や経理に聞く!
給料に泣きたくない人は「自分で守る力」をつけよう
歩合制で稼げる業界だからこそ、「管理」も「記録」も仕事のうち。
給料明細の見方が分からない人、自分で計算できない人は、ぜひ今日から少しずつ始めてみてください。
自分の給料を守れるのは、自分だけです!
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