路線ドライバーとして働いていると、避けて通れないのが協力会社同士の人間関係です。
本来なら“協力”し合って現場を回すはずなのに、現実はそううまくいかないことも。
この記事では、僕自身の実体験を交えながら、現場でよくある「幅の利かせ合い」や「ギスギスした関係性」の実態、そしてどう向き合っていくべきかをお話しします。
協力会社同士でも“合う・合わない”がある現実
路線業務では、複数の協力会社が同じ現場に出入りすることが多くなります。
そんな中で起きがちなのが、協力会社同士の空気の悪さ。
「仲が良い会社同士」もあれば、「あの業者とは話さない方がいい」と陰で言われているような関係もあるんです。
僕自身も、まったく関係のない場面で無視されたり、話しかけたら冷たくされたことがあります。
まるで「○○のまとめ役の前では、あの業者としゃべってはいけない」みたいな、子どもじみたルールが存在してるかのような空気感。
正直、なんでそんなことになるのか、理解できません。
台数や出入りの頻度で“幅をきかせる”業者も
現場によっては、協力会社によって出入りする台数や担当エリアに差があることも。
そこに“勘違い”が生まれると、ややこしくなっていきます。
「うちはこの現場のメインだから」
「お前らは後から来た業者だろ?」
そんな態度をとるドライバーが出てくるんです。
全員が全員ではありませんが、自分の会社が偉いかのように振る舞う人が一定数いるのも事実。
でも、僕から言わせれば「ほんと、そんなのどうでもいい」。
現場では、どの会社の誰が来ようが、やるべき仕事をしっかりやることが一番大事なはず。
“幅の利かせ合い”が始まると、現場の空気がピリついて本当にやりづらくなるんですよね。
まとめ役が“勘違い野郎”だったときの絶望
もっと面倒なのが、そういう雰囲気を出してる人が現場のまとめ役になってしまっている場合。
「自分の気に入らない会社とはしゃべるな」
「俺が指示したことだけ守れ」
そんな風に、勝手に“支配者モード”になる人もいます。
特に立場が弱い協力会社のドライバーは、反論もしづらくてストレスが溜まるばかり。
僕も、ただ普通に挨拶しただけで冷たくされたことが何度もあります。
しかも周囲の人たちも空気を読んで僕を避け始める…。
「何なんだよ、これ」って思いますよ。
ほんとに。
「あそこの会社、態度が悪いよな」と陰口が飛び交う現場
現場でありがちなのが、一部のドライバーの行動が会社全体のイメージに直結すること。
たとえば
こうした行動をたった一人がやっただけで、「あの会社はマナー悪い」と言われてしまいます。
実際はまじめで礼儀正しいドライバーも多いのに、もったいない話です。
空気を読める“プロのドライバー”が減ってきた?
最近感じるのが、ちょっとした気遣いができる人が減ってきたなということ。
昔は、
そんな一言で現場がスムーズになってました。
でも今は、無言で作業する人も多くて、周囲と関わろうとしない姿勢が目立つこともあります。
もちろん、仕事に集中するのは悪いことではありませんが、現場は一人で成り立っているわけじゃない。
だからこそ、ほんの少しの気遣いが“プロとしての差”になるんだと思います。
若手や新人が居づらくなるのも問題
このギスギスした雰囲気の被害を一番受けてるのが、若手や新人ドライバーかもしれません。
そんな環境では、やる気を出すどころか「もう来たくない」と思ってしまっても無理はありません。
せっかく運送業界に入ってきた若い力が、しょうもない人間関係で潰れていくのはもったいない。
僕らは“敵”じゃない。協力会社=同じ現場の仲間のはず
本来、協力会社というのは、名前の通り「協力」して現場を回す存在です。
別に敵でもライバルでもありません。
むしろ、同じように汗を流して働いている仲間のはずなんです。
- お互いに作業を手伝える
- 荷物の場所を教え合える
- 待機中にちょっと雑談できる
そんな関係が築ければ、仕事の効率も、現場の空気も、ストレスもぜんぶ変わってくるはずです。
対処法:まずは自分から“空気を変える”
とはいえ、現場の空気を一気に変えるのは難しいです。
でも、もしあなたが同じような悩みを抱えているなら、まずは自分から変えてみるのも一つの方法です。
これ、簡単そうで意外と難しいんですが、味方が1人でもできると一気に風向きが変わるんです。
「こいつ、どの業者とも普通にしゃべるな」って気づいてくれる人が出てきます。
そうやって少しずつ、現場の空気が柔らかくなっていくこともあるんです。
まとめ:敵を作るより、味方を増やすほうが仕事はラクになる
路線ドライバーの仕事は、ただでさえハードです。
時間に追われ、荷物に気を遣い、安全にも細心の注意が必要。
だからこそ、人間関係で無駄なストレスを増やすのは本当にやめたい。
敵を作って現場をやりにくくするよりも、味方を増やしてラクに仕事を回した方がずっと効率的。
協力会社同士、足を引っ張り合うより、支え合うほうが100倍いい。
それだけは声を大にして言いたいです。














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