長距離ドライバーになれば稼げる。
だけど…家族のそばにいられなくなる。
地場で働く大型トラック運転手の僕は、今まさにこの現実と向き合っています。
15年のドライバー経験の中で、長距離も経験し、トラックの寝台の天井を見ながら泣いた夜もありました。
「稼ぎたい」
「でも家族の成長を見逃したくない」
そんなジレンマを抱えながら、地場ドライバーとして働く僕の本音を綴ります。
長距離ドライバーは家族を犠牲にする働き方?
長距離ドライバーはとにかく家に帰れません。
2週間、下手すれば1ヶ月帰宅できないこともあります。
「俺、何してるんだろう」
そんな孤独感に襲われる瞬間は、決して少なくなかったです。
トラック運転手という職業は、荷物を運ぶと同時に“人と人”を結びつける仕事です。
それなのに、自分自身は家族と離れていく――。
この矛盾が僕の中でずっと引っかかっていました。
地場ドライバーを選んだ理由は「家族」
現在の僕は、妻と二人の子供と暮らす4人家族。
子どもたちの成長を近くで見ていたい。
誕生日、入学式、運動会…その場に「お父さん」がいる家庭にしたい。
だからこそ、僕は地場ドライバーとして働いています。
この働き方は「稼げない」と言われがちですが、実は今月の給料は50万円超え。
もちろん、楽ではありません。
拘束時間は12〜14時間、休みも月4〜5日。
それでも「家族と過ごす時間がある」というメリットは、何にも代えがたいんです。
「また長距離に戻るかもしれない」その不安と覚悟
今でもふと、考えることがあります。
「このままでいいのか?」
「もっと稼いだ方がいいんじゃないか?」
子どもたちの将来のため、長距離ドライバーに戻る覚悟をするべきなのか?
でも、その度に思い出すのは、トラックの天井を見つめて感じた孤独。
僕にはまだ、その覚悟が持てないんです。
同僚の中には、僕と同じように家族がいる若い後輩が長距離で頑張っています。
彼は言いました。
「逆に会えないから頑張れる」
本当に強い人間だと思います。
僕にはその強さがない。
だから、今も地場で働いています。
それでも辞められない理由は生活
ぶっちゃけ、今の給料はいい。
手取りで50万円を超える月もある。
生活は安定してるし、家族も笑顔でいてくれる。
これがあるから、簡単には辞められません。
たまに思うんです。
「もし給料が安かったら、もう辞めてるだろうな」
って。
でも今は、家族の生活を守るために、そして自分自身が後悔しないために働いています。
最後に:あなたなら、どうしますか?
「家族をとるか」
「金をとるか」
このテーマに正解はないと思っています。
でも少なくとも、僕は今、家族のそばで生きる選択をしています。
トラック運転手として、男として、父として。
どんな選択をするか、あなたも一度考えてみてください。
そして、今この瞬間も日本のどこかを走っている全てのトラックドライバーたちに、敬意を込めて。
どんなブラック会社に勤めてるんですか?
長距離は家族を捨てる?
自分は長距離で2日に1回は家に帰ってますが?最低でも!