現場の声!!トラックドライバー不足を痛感する瞬間

トラックドライバー歴19年のTです!

トラックドライバーが不足していると世間で囁かれていますが実際にどうなの!?

ということで僕のまわりの声、僕の現場での声、出来事を交えながら書いていきたいと思います。


スポンサーリンク


実際に不足してる?

トラックドライバー

はい、トラックドライバーは不足しています。

よほどの人気のある運送会社(勤務体系など給料面の条件がいい)以外ではドライバーの人手不足状態にあります。入社してくる人を大事に育てて行こう!という会社の意志を感じることの出来る今日この頃です。

これからトラックドライバーを目指す方には働きやすい環境が整いそうです。(2022年)

しかし、ドライバーを1から育てるのはかなり大変です。

以前勤めていた会社の人から連絡がありました。

会社全体で退社したドライバーを呼び戻そうという運動が起きているみたいで、連絡をしたそうです。

もちろん丁寧にお断りしました。

別の運送会社では、入社したら支度金として20万円を渡す会社や、大型一種免許の費用を全額負担するというところもあるようです。

(1年間働けば返さなくていい)

僕の勤める運送会社でも支度金はでますがお小遣い程度です、、、。

人を集めるのに太っ腹な運送会社が多い様に思えます!

ただ裏を返せばドライバーがそれほど不足しているということです。

僕が働いている現場では色々な運送会社のドライバーがいますが、どこもドライバーが足りてないことを囁いています。

何故こんなにもトラックドライバーは不足しているのでしょうか?

トラックドライバーが不足している理由

トラック運転手

僕のまわりでは若いドライバーがいません。

僕は30歳ですが、会社の中ではかなり若い方に入ります。

若い人達はトラックドライバーという職業を選ばないんでしょうね。

なぜかというとトラックドライバーのイメージが良くないことが原因でしょう。

ちまたじゃ3k(きつい、汚い、危険)だの言われていますが、確かにそうです。

重労働だし、ホコリもすごいし、危険も多い。

そんな職場に普通は勤めないですよね。

これで給料が良ければ話は別ですが、、、。

僕の運送会社は給料はいい方ですが、他の運送会社ではそんなによくはありません。

はっきりいうとこの仕事はリスクが高すぎです。

事故を起こせば給料から引かれるし、拘束時間も長いです。

睡眠を十分にとれる体勢でもないし、なんの魅力も感じないでしょう。

若い人が入ってくる場合もありますがほとんどの人が続きません。

想像以上にきつかった、自分には合わないと思った。

など辞めていく理由は様々です。

また別の理由としてはトラックドライバーの高齢化による不足も考えられます。

先ほども言いましたが若い人はいません。

逆を言えば高齢者のドライバーは多いです。

昔はトラックドライバーは金になる仕事でした。

その時のドライバー達は現在定年を迎えようとしています。

僕の運送会社でも今年定年の人が数人います。

ますますトラックドライバーが不足しそうです。

トラックドライバー不足を解消する為には

どうしても3kのイメージが強いのでそのイメージを払拭しなくてはなりません。

現場の改善や運行管理をしっかりして、リスクの少ない職場作りをしていくことが大事でしょう。

それを実現する為には運送会社だけではなくて、荷主にも協力してもらうことが必用です。

ただトラックドライバーが不足している今、それを実現するのは難しく思えます。

また、現在トラックドライバーになる為の敷居が高くなっていると思えます。

それは中型免許ができて、若い世代がトラックに乗れない状況ができています。

あくまでも個人的な意見ですが中型免許は廃止、もしくはもっと安く取得できるシステムをつくらなければ、ますます若い世代のトラックドライバーが減っていくでしょう。

トラックドライバー不足を痛感する瞬間

トラック運転手

僕が勤めている運送会社では常に人手不足です。

給料はいいが仕事がきつい便が多く新しい人はすぐ辞めてしまう。

結果ドライバーが足りなくて、自分以外の仕事を入れられることも、、、。

個人の収入は上がりますが、それに比例してドライバーに対する負担も大きくなります。

振られた仕事を断れず、それが原因で会社を辞めていく人もいましたね。

ドライバー不足が更なるドライバー不足を呼んでいます。

自分の仕事で12時間は拘束されますが、20時間は拘束されることもあります。(2022年現在は12時間以内に大体収まっています)

これが週に一度であればまだいいのですが、連続でそんなことになるとかなりきついです。

身体を休ませる時間はなかなかとれず、仕事を断りたくても代わりはいません。

また、荷主から直接仕事を頼まれたりすることも。

勝手に仕事を受けることはできないので会社に報告すればやってくれと言われます。

運送業界は現在ぎりぎりの状態です。

これ以上トラックドライバー不足が進めば荷物が届かないことが当たり前になっていくでしょう。

まとめ

僕は現場の人間としてトラックドライバーが不足していることを痛感しています。

これから先もっと状況は悪くなっていくことも考えられます。

1個人が、運送会社がというレベルではなく、国が対策を考えていかなければなりません!

そうしなければ手に入れたい物がなかなか手に入らないような、不便な生活を送ることになるでしょう!

スポンサーリンク









関連する記事をランダム表示



2 件のコメント

  • トラックドライバーが不足しているのではなく給料が不足していてなり手がないというのが事実でしょう。私でもトラックドライバーが儲かるのなら直ぐにでも転職してトラックドライバーしますよ(笑)トラックドライバーできる免許と技術と経験があってもトラックドライバーはしません。

  • 不足分を走るのは人手不足とは関係ない
    人を増やしても定期とは別でスポットが重なれば不足分を必ず誰かが走らなければいけない
    だから不足分や荷主の「走ってくれ」は人手不足とは関係ない。
    ドライバーの人手不足」ってのは荷主や元請けが「走ってほしい定期があるけどどの運送屋にも断られてる」ってのだよ
    荷主や元請けと、自分の会社がやりとりしてるんであってドライバーにはなかなか情報入ってこん
    どこでも断られてる仕事だから3k丸出しで断られて当然 の仕事がほとんど

  • へ返信する コメントをキャンセル

    メールアドレスが公開されることはありません。

    ABOUTこの記事をかいた人

    T

    現役のトラック運転手という立場から、この職業の働き方を考え、ブログにかいています。無事故19年継続中!!トラックドライバー総合情報サイトブルルでもブログをかいています。