こんにちは、現役のトラック運転手のトラ介です。
みなさん、お酒は好きですか？
僕はお酒が大好きです。
でもこの仕事をしている以上、お酒とは“うまく付き合う”ことが必要不可欠なんですよね。
というのも、僕の身のまわりでも「お酒で人生を狂わせてしまったトラックドライバー」が何人かいます。
今回は、トラック運転手とお酒の関係について、リアルな経験を交えて書いていきたいと思います。
お酒との付き合い方を間違えたトラック運転手の末路
ある先輩ドライバーの話です。
仕事終わりに居酒屋へ行き、「近くだから大丈夫」と自家用車で帰ろうとしました。
しかし、帰り道で信号待ち中に居眠り。
そこを警察に見つかり、飲酒運転で現行犯逮捕となってしまいました。
その方は引っ越し系のドライバーでしたが、免許を失ったことで当然ながらトラックには乗れなくなり、助手として現場に出るようになりました。
給料も激減し、生活も大きく変わったそうです。
本人も後悔していましたが、「ほんの少しの気の緩み」が命取りになるのがこの仕事。
笑いごとでは済まされません。
トラック運転手にとって“免許”は命
僕らトラック運転手にとって、運転免許＝命です。
運送業において商品は「トラック」と「運転する人間」です。
免許のないドライバーは、残念ながら会社にとって“商品価値”がゼロなんです。
アルコールチェックは毎日のルーティン
多くの運送会社では、出発前の「点呼」でアルコールチェックが行われます。
最近では機械で数値までしっかりチェックされるので、少しでもアルコールが残っていればアウト。
実際に、前日の深酒が抜けきらずにアルコールが検出され、急遽、休みだったドライバーを呼んで代走したケースもありました。
迷惑をかけるのは自分だけではありません。
会社、同僚、荷主すべてに影響が出ます。
僕が実践している“お酒との向き合い方”
僕自身もお酒は大好きです。
でも、トラックドライバーとして働く以上、以下のルールを守るようにしています。
休みの前日以外は飲まない
僕は基本的に、休みの前日しかお酒は飲みません。
翌日の運行時間まで余裕がある場合でも、「念のため」飲まないことが多いです。
なぜなら、「少しくらいなら大丈夫」という感覚は、何の根拠もないただの危険な勘だからです。
酒を飲むと疲れが取れにくいと感じている
個人的な体感ですが、お酒を飲んで寝ると「疲れが抜けにくい」と感じることが多いです。
そのため、体調が万全でないときや連勤が続いているときは、あえて飲まないようにしています。
僕らの仕事は体が資本。
「前日のアルコールを残さない」
「疲労をしっかり取る」
これをモットーにしています。
トラック運転手は“お酒で失敗できない職業”
肉体労働のあとに飲むお酒は本当にうまいです。
でも、うまいからといって飲み方を間違えたら、人生が終わる可能性すらあるのがトラックドライバーという職業です。
飲酒運転はもちろん論外ですが、
こうした行動が、重大事故や人生の転落に直結することを忘れてはいけません。
まとめ｜お酒に飲まれるな、上手に付き合え
トラック運転手にとって“お酒の失敗”は命取りです。
- 飲酒運転は絶対NG
- 免許を失えば、収入も人生も崩れる
- 自分の体調と運行スケジュールを最優先に
- お酒は“ほどほど”がベスト
僕はこれからも「飲むときは飲む。でも翌日に支障が出ないようにする」そんなお酒との付き合い方を続けていきます。
最後にひとつだけ。
もしまわりに飲酒運転をしようとする人がいたら、絶対に止めてあげてください。
それがドライバー仲間としての最低限の優しさだと思っています。
ちょっとお染めのコメントで申し訳ありません。
私の知ってるラーメン店の話なんですが、そこのお店はだだっ広い道路の脇にひっそりと建ってるんですけど、近くに家とかないので必然的に車or自転車で行くことなるんですが、基本的にトラックドライバーが客の大半を占めています。その店でトラックの運転手が普通にお酒を飲んでいた事にビックリしました。そのままトラックを運転して行ったので、飲酒に関する危機感とか皆無なんだなと思いましたよ…。自分は大丈夫って感覚が一番危険なのに。
それいつの時代の話ですか？？