もうすぐクリスマスですね。
この時期になると、運送業界はてんやわんやです。
「なんでこんなに荷物が多いんだよ…」と、毎年つぶやきたくなるほど。
荷主さんやお店の方々が一番心配しているのは、やっぱり「荷物がちゃんと届くのか?」ということだと思います。
僕は路線ドライバーとして、配送される荷物を店舗まで届ける仕事をしています。
そんな立場だからこそ、毎年この時期になると胸が痛むんです。
ネットで買える時代のクリスマス
今はネットで何でも買える時代。
欲しい物を検索して、ポチッとすれば、自宅に届けてくれる。
わざわざ店に出かけなくても、スマホひとつで完結します。
だからこそ、クリスマス前の配送量は凄まじいものがあります。
子どもたちのプレゼント、大切な人へのサプライズ、家族でのパーティー用品…。
誰かの“楽しみ”や“願い”が詰まった荷物が、僕たちのトラックに積まれています。
子どもたちの笑顔を運びたいのに
クリスマスが近づくと、僕はある風景を思い浮かべます。
家族が集まり、パーティーで笑い合う時間。
小さな子どもたちは「サンタさん来るかな?」「プレゼントもらえるかな?」とワクワクして、いい子にしていた。
お手伝いもして、寝る前に靴下をぶら下げて、朝を待っていた。
そんな“特別な日”の笑顔を支えたい。
だからこそ、僕は丁寧に荷物を運び、きちんと届けるように努めています。
でも、クリスマスが終わった次の日、いつものように荷物を積みに行くと……。
そこには、配達日を過ぎたまま残されている荷物たち。
それも一つや二つじゃない。
おもちゃやゲーム、プレゼントだろうと思われる品が、たくさん積み残されています。
プレゼントが届かなかった人たちへ
きっと、あの荷物を待っていた子どもは、悲しい顔をしたでしょう。
大人たちも、せっかく準備していたのに渡せず、申し訳ない気持ちになったはずです。
そして僕も、同じ気持ちになります。
僕にも子どもがいます。
だからこそ、子どもの笑顔を守りたい気持ちはよくわかるんです。
せっかくのクリスマスに、悲しい思いをしてほしくない。
だから言わせてください。
対策はたった一つ!「荷物は早めに出す」こと
クリスマスを笑顔で迎えたいなら、プレゼントの準備はとにかく早めに。
ネットで注文する場合は、特に注意が必要です。
僕の家では、毎年11月のうちに注文しています。
直前だと、どんなに早く発送されても、荷物が間に合わない可能性があるからです。
物流は生身の人間が動かしている仕事です。
人もトラックも限界がある中、ギリギリの注文ではどうしても対応が難しくなってしまうんです。
だからこそ、「早めの注文」が一番の対策です。
最後に
クリスマスは子どもも大人も笑顔になれる、特別な日です。
その日のために、少しだけ早めに行動すること。
それが、きっと誰かの幸せを守ることにつながります。
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